3歳児のような大人vs. 従順な大人
子育てをしているとどっちがいいのだろうと悩むことが多くあります。
例えばタイトルのような問題。
ホリエモンの著書「破戒のススメ」を読んでいると、成功者は3歳児のまま大人になったような人だと書いてあります。
ここでいわれてる「成功者」というのは、一般的に優秀だと考えられているような大人、つまり、学生時代は成績優秀な優等生で、いい大学に入り、いい会社に就職し、順当に出世するという成功者などではなく、自分のやりたいことを突き詰めて、事業として成功させる人のことを言ってるのだと思います。
そこで、我が子をどんな成功者にしたいかと問われれば、、、
後者だと思っています。
他の人から見て、いいなーと思われるような人生も捨てがたいですけども、それだと本人が幸せかどうかはわかりませんものね。
本人が楽しく生きられるのが一番。
だから、後者のような成功者を目指そう!
ということは、3歳児の心を失わせてはいけないのかもしれません。
何の制約も受けずに、今やりたいと思うことをやり続けるという心。
そこで悩みが登場です。
インターナショナルスクールに通っていると、たくさんの宿題が出ます。
バイオリンも習っているので、その練習も。
「やろうよ」と言って、すんなり始める日もあれば、どんなに言っても嫌がる日もあります。
それに対して、「言うことを聞かない」と夫はイライラし、いろんな脅しをかけてやらせようとしたり。
「今日は新しいフカフカのお布団で寝られないよ。ぺたんこの古いお布団だよ」というと、大抵「やだ」と言って飛んできます。(※我が家には新旧2種類の布団があります)
私も、「今宿題をやらずに宿題がいっぱい溜まったら、明日はずーーーっと宿題をしなくてはいけないから、遊ぶ時間がなくなってしまうよ」なんていう、これも脅しでしょうか?こんな方法で、宿題をやらせたりするのです。
これでいいのでしょうか?
今せっかく夢中になってしている遊びがあるのに、それを中断させて、当然するべきことをさせて優等生っぽくすることが、正しいのでしょうか?
でも、スクールに行って英語やバイオリンを学ぶという目的(これは親の目的ですけど)があるのですから、最低限これを無理にでもさせることは必要なのかな?
ところで最近、子どもたち、主に上の4歳児ですが、フランス語にハマっております。
フランス語の歌を聞いたり、フランス語の動画を見たり。
1から100までフランス語で数えることもできます。
先日、夫にいってらっしゃいを言う場面で、「バイバーイ、Au revoir ! 」なんて、自然に言っちゃったりして。
確かに、最初、フランス語学習のきっかけを与えたのは私です。
楽しく歯磨きできるように、フランス語で数えながら歯磨きを教えていたら、興味をそそられたようです。
しかし、その後のフランス語学習を促した覚えは全く無く。
ただ本人が夢中になってフランス語を学習しているのです。
同じように、英語もかなり喋れるようになっていて。
お家では、独り言は英語、おままごとも英語、たまに英語で話しかけられたりするのに日本語で返答すると、
”No Japanese.”とお叱りを喰らいます。
子供に英語を話しなさいと強制したことはありませんので、これも本人の意志。
つまり、子供にとって、学習すら遊びの一貫なのです。
むしろ、遊びとして学習するのが、一番身につくのかもしれません。
そう考えると、「勉強しなさい」とか、「バイオリンしなさい」とか、親のタイミングで、親のやりたいようにさせるのは遊びではなくなり、学習効率は悪いのかもしれません。
ですが、子供のタイミングにまかせていると、スクールのタイミングに合わなくなりますし、、、
それに、イヤイヤやったと思われるアルファベットの筆記も、それなりに威力を発揮して、今やひらがなよりアルファベットの方がすらすら書けるレベルにはなっているのです。
だから、やったことの意味はあるのですよ、、、
そういうのもあって、悩ましいのです。
しかし、そうやって無理に従わせ、本人も、反発するのが面倒だと思ってすんなり従うようになったら、それこそ3歳児を卒業することになると思うのです。
ちょっと大人になったということ。
それは、親としては楽になるということ。
でも、一旦進んでしまったら、3歳児には戻れない。
成功よ、さようなら。ですね。
理想としては、宿題自体を遊びのように楽しいと思わせることで、積極的に取り組んでくれるようになる、というの。
難しいかなあ、、、
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