「13歳からの進路相談」によると
子どもの進路、仕事については、自分で決めてもらいたいと思っていますが、進路選びについて子どもから相談された場合の参考情報が欲しくて、キャリアデザインの本を読んでいる今日このごろです。
本書は、中学生〜大学生が、将来どんな仕事をしたいか、進路を決める際の最初のヒントを与えてくれます。
進路選びの軸
まずは、進路選びの軸として
- 自分が楽しいこと
- 自分にとって十分なお金が稼げること
の重なりの部分を、進路選びの軸とするのがよいですよと説いています。
進路選びの軸を見つける3ステップ
そのために、以下の順で行動するのが良いそうです。
- 社会でお金を稼ぐことに対する解像度を上げる(特定の仕事がどのようにお金を稼いでいるかを知る、世の中にある仕事の具体例をたくさん知る)
- 自分の感情に対する解像度を上げる(どうして楽しいと感じるのか説明できる、楽しくなるパターンを知る、苦手なパターンを知る)
- 社会と自分の重なりを選ぶ
その具体的方法が、分かりやすく解説されています(本屋さんに行って、自分が気になるジャンルの本を読んでみて、気に入った本の作者に自己紹介と、本の感想を添えた上で、『一度お話する時間をもらえませんか?』と、ちゃんと丁寧に連絡してみる、など。)。もちろん、100人連絡して、返事をくれるのは3人くらいかもしれないとのことですが、勇気さえ出せば、誰にでもできることですね。
また、最終章には3人のビジネスパーソンのインタビューがありましたが、その中でも以下の文章が印象的でした。
もしもなにかやりたいこたがあるのなら、やってみたらよいと思います。ただ、「うまくいかなかった場合に、どう挽回するか」は心に留めておいてほしい。ダメだと思ったら、迷わず逃げる(撤退する)。「いざとなったら逃げ道がある」と思うからこそ、安心して思いきった挑戦ができるんです。
やりたいことが見つかっていない場合
以下の2点に注意しながら、とにかく経験の総量を増やす。
- 他人の目を気にしない
- 失敗を怖がらない
だそうです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません