ガンマ角とカッパ角
18A4
照準線と瞳孔中心線
κ角
照準線
眼科学p683
眼科学p714
偽外斜視:ガンマ角の異常による偽斜視
注視線ORが光軸ARより鼻側にある陽性(+)ガンマ角が大きいことによって起こる。
大きい
ガンマ角:注視線(眼球回旋点Rと固視点Oを結ぶ線)と光軸(AR)のなす角
カッパ角:瞳孔中心線DP(瞳孔中心点Pを通り、光軸と平行な線)と視軸FP(瞳孔中心点Pと網膜中心かFを結ぶ線)のなす角
視線:固視点Oと網膜中心かFを結ぶ線
視軸:瞳孔中心点Pと網膜中心かFを結ぶ線
臨床では、ガンマの代わりにカッパ角を見る。
+4° :内斜視
-4° :外斜視
偽外斜視:注視線ORが光軸ARより鼻側にある場合、ガンマ角が陽性であるといい、このとき、偽外斜視と定義する。(偽外斜視以外の場合ももちろんあるが、、、)
OFとDP
ガンマ角は測定不能なので、臨床ではカッパ角として見る。
ガンマ角が陽性のとき、ORがARより鼻側
偽外斜視は、大きい陽性カッパ角。
「ORがARに対して耳側にある」
←→「ガンマ角が陰性」
←→「カッパ角が陰性」
←→「偽内斜視」
(引用ここから)
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モノシリコラム
ガンマ角(臨床ではカッパ角)の測定
斜視がないのに、光線と注視線のなす角が一致せず、角膜反射が瞳孔中央からずれている。
ペンライトで角膜反射を見たとき、縮瞳しており、遮閉試験で眼球の見直し運動がみられない。
測定は、大型弱視鏡の測定用スライドによるが、角膜反射での判断となり、5度以下は正常とされる。
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(引用ここまで)
未熟児網膜症:黄斑偏位
眼球突出
瞳孔間距離が非常に大きいとき
角膜反射と、陽性ガンマ角との関連についてしらべる。
http://ortkokusi.tudura.com/dai29_2_50.html
上のページによると、「16歳女性、主訴外斜視、視力右1.5,左1.5、両眼視良好」で、眼底写真で左)黄斑偏位(耳側へ偏位)の場合、「陽性γ角」になるとのこと。
(引用ここから)
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γ角を見たいとき、正面からペンライトで光をあてます。
角膜反射が光軸よりも鼻側なら「陽性」、光軸よりも耳側なら「陰性」となります。
外斜視なので角膜反射は鼻側にあることになります。
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(引用ここまで)
偽外斜視ではHirshbergはorthoなのか?