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ジクアス

ジクアホソルナトリウムは、結膜上皮及び結膜杯細胞膜上に存在するP2Y2受容体の作動薬であり、細胞内カルシウムイオン濃度を上昇させ、水分及びムチン分泌促進作用を有することで、涙液を質的及び量的の両側面から改善する。

 http://medical.radionikkei.jp/suzuken/final/100722html/index.html

http://www.wam.go.jp/

image
(↑添付文書より)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%AF%E7%B4%B0%E8%83%9E
杯細胞(さかずきさいぼう、英:goblet cell)とは粘液分泌性の単細胞腺。
結膜上皮の杯細胞はムチンを分泌する。分泌されたムチンは角結膜の親水性を高めている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%B3
ムチン (mucin) は動物の上皮細胞などから分泌される粘液の主成分として考えられてきた粘性物質。
実際には分子量100万~1000万の、糖を多量に含む糖タンパク質(粘液糖タンパク質)の混合物であり、細胞の保護や潤滑物質としての役割を担っている。
ムチンのコアタンパクは総称してMUCと呼ばれており、ヒトでは19種以上。
分泌型ムチンと、膜結合型ムチンがある。

ところで、ドライアイといえば、まずはヒアレインだった。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%B3%E9%85%B8

ヒアルロン酸(商品名:ヒアレイン、ヒアロンサン)は、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸 (GlcNAcβ1-4GlcAβ1-3) の二糖単位が連結した多糖(グリコサミノグリカン、ムコ多糖)。
極めて高分子量であり、分子量は100万以上。
おそらく、このような糖鎖は、水分子を保持しやすいのだろう。

普通は、コアタンパクに糖鎖がプロテオグリカンとして存在することの多い糖差美容外科とかで皮下(?)注射されているヒアルロン酸。
wikipediaに、出典なしではあるが、「ヒアルロン酸のアレルギー」について記載あり。出典なしからしてかなり怪しい記載。(文章のいいまわしもなんか?な感じ。)ググってもこのwikipediaの記載のコピペばかりヒットする。
少なくとも英語のwikipediaでは、allergyという言葉は見つけられなかった。
In 2003, the FDA approved hyaluronan injections for filling soft tissue defects such as facial wrinkles.
とあるように、アメリカのFDAでは、一応認められているようである。

http://en.wikipedia.org/wiki/Hyaluronan

http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/300237_1319720Q3078_1_07.pdf

少なくとも、ヒアレイン点眼液の添付文書には、「他の薬と比較してアレルギーに注意」などという記載はない。

蛇足だが、ヒアレインミニの保険請求については、
「シェーグレン症候群」または
「スティーブンス・ジョンソン症候群」
に伴う角結膜上皮障害に限る。
とのこと。

Pubmedで検索すると、「Hyaluronan allergy」で175件hit.
そのうち、ほとんどはヒアルロン酸と、アレルギーとは関係ないお話。
一応、関係ありそうなReviewがあった。(abstractしか読めず)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21248167

断片化したヒアルロン酸(hyaluronan)がToll-like receptor(TLR)4や、TLR2に結合して、炎症関連遺伝子の発現を刺激するようなことがちらっと書いてある。
Hyaluronan fragments signal through both Toll-like receptor (TLR) 4 and TLR2 as well as CD44 to stimulate inflammatory genes in inflammatory cells.

しかし、今のところ、ヒアルロン酸の点眼がアレルギーを起こすとかいう話にはならないだろう。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/12/dl/s1209-9o.pdf
厚生労働省の資料。馬?

http://www.pref.tochigi.lg.jp/e08/welfare/iryou/yakuji/documents/1270461876849.pdf

http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/hassyutu/dl/288.pdf

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%B3%E7%A1%AB%E9%85%B8
コンドロイチン硫酸(商品名:コンドロン)

2010年ころ、「ヒアルロン酸のアレルギー」の話が出たらしいが、ヒトへどうのこうのの厚生労働省の通達は見つけられず。

http://ja.wikipedia.org/wiki/グリコサミノグリカン

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