非認知能力 non-cognitive skill

2023年2月23日

非認知能力とは、意欲や忍耐力など、認知能力以外の能力のことです。経済学者ジェームズ・ヘックマンが関与したペリープリスクールプロジェクトで有名になりました。

非認知能力とは

社会情動的スキル

非認知能力と似た言葉として、OECD(経済協力開発機構)では、『社会情動的スキル』という言葉を用いたレポートを発表しています(2015年) 。ベネッセ・OECD共同研究レポート (2015年)によりますと、『社会情動的スキル』の定義は

  1. 一貫した思考・感情・行動のパターンに発現し、
  2. 学校教育またはインフォーマルな学習によって発達させることができ、
  3. 個人の一生を通じて社会・経済的成果に重要な影響を与えるような個人の能力

とのことです。 これらのスキルは、

  • 目標を達成する力(例:忍耐力、意欲、自己制御、自己効力感)
  • 他者と協働する力(例:社会的スキル、協調性、信頼、共感)
  • そして情動を制御する力(例:自尊心、自信、内在化・外在化問題行動のリスクの低さ)

を含んでいるとのことです。

非認知能力の同義語

  • ソフトスキル
  • 社会情動的スキル

参考文献

Posted by ebisen