眼科専門医更新(2023年10月時点の情報)
眼科専門医制度は、2022年10月1日から「日本専門医機構の専門医更新基準」に則った新専門医制度を開始。
- 専門医資格更新認定(新専門医制度)
- 日本眼科学会 専門医 マイページログイン
- 専門医共通講習 e-learning
- 日本眼科学会 > 専門医制度 > お知らせ
- 2023年5月19日 日本専門医機構理事会承認 日本専門医機構専門医制度に於ける専門医更新基準(眼科領域)
- 1. 2022年10月に日本専門医機構の専門医に移行した眼科専門医
- 2. 専門医更新基準
- 3. (7)診療実績の証明・共通講習等を含む新専門医制度の50単位取得
- 4. (7)(a)診療実績の証明の5単位は(6)に該当するので、2027年の更新直前まで考えないでOK
- 5. (7)(b)共通講習は、移行者は必修講習Aの3単位(医療安全、感染対策、医療倫理)の受講が必要
- 6. (7)(c)眼科領域講習は5年間で最少25単位、合計50単位のためには42単位必要、ただしWEBは半年間で5単位までしか取得できない(日眼と臨眼を除く)
- 7. 学会での現地参加、LIVE配信参加する場合は特別公演、シンポジウム、インストラクションコースなど単位対象プログラム毎にセッション開始10分以内に参加して最後まで視聴する必要あり
- 8. (7)(d)学術業績・診療以外の活動実績単位(0~10単位)では
2022年10月に日本専門医機構の専門医に移行した眼科専門医
有効期限 2022年 10月 01日 ~ 2027年 09月 30日
→ 2027年9月頃までに、単位などを取得して、手続きをする必要あり。
専門医更新基準
つまり、
(2)日本眼科学会(年会費15,000円+専門医更新登録料10,000円)と、日本眼科医会(B会員15,000円、A会員は45,000円) (→それ以外の費用もあり?)には入会し続ける。
(4)5年間のうち1回は、日本眼科学会総会(毎年4月の学会の方、臨眼ではダメ)のリアル学会会場へ行き、「学会出席による単位」を取得
(5)、(6)は2027年9月頃までには詳細が発表されるが、まず簡単。
(7)2027年9月までに、5年間で指定の50単位を取得する。今まで通り、これが一番の注意点
となる。
(7)診療実績の証明・共通講習等を含む新専門医制度の50単位取得
重複していてややこしいが、
(7)(a)診療実績の証明の5単位は(6)に該当するので、2027年の更新直前まで考えないでOK
まだ詳細は決まっていませんが、簡単な報告書でOKとなる予定だそうです。
(7)(b)共通講習は、移行者は必修講習Aの3単位(医療安全、感染対策、医療倫理)の受講が必要
上記の通りなのですが、わかりやすいのは、自動的に単位が反映される以下の2つがお勧めです。
- 「専門医共通講習 e-learning」を受講する → 2023年10月時点で、「医療倫理」の1単位分のe-Learningを受講することができます。WEBなのでいつでも受講できます。受講終了すると、申請など不要で、自動的に単位が付与されます。
- 「日本眼科学会専門医制度第xx回講習会」を受講する → 毎年、日本眼科学会総会(にちがん、毎年4月開催)、日本臨床眼科学会(りんがん、毎年10月開催)のときに、同時に開催されます。それぞれの学会に申し込むと同時に、別に、これらの講習会を申し込み・受講する必要があります。費用も学会参加費用とは別に2000円ほどかかります。取得できる単位としては、講習会によって、(b)や(c)や(d)(dは、学会とは別に学会出席単位が0.5単位)が取得できるそうです。定員1000名のことが多いので、眼科専門医1.2万人のうち、12人に1人しか受講できないことを考えると、講習会受講が必須というわけではないようです。
ちなみに、「日本眼科学会専門医制度 第78回講習会」は、2023年日本臨床眼科学会と同時に、オンデマンド配信(2023/10/23(月)正午~ 2023/11/22(水)17:00)で実施される予定です。詳しくは以下をご覧ください。
「日本眼科学会専門医制度第78回講習会」について、抜粋すると、
WEBによるオンデマンド配信
臨眼に参加しなくても、講習会だけ参加できる
申込期間:2023年9月11日(月)正午~10月18日(水)正午
受講期間:2023年10月23日(月)正午~ 11月22日(水)17:00
受講料2000円、クレジットカードのみ
WindowsまたはMacで視聴(スマホは非推奨、視聴記録が残らない危険性あり)
取得単位は、(c)眼科領域講習単位 1.0単位 と (d)学術業績・診療以外の活動実績(学会出席単位) 0.5単位
取得単位は、2024/1月までに、日眼会員マイページに反映予定
(7)(c)眼科領域講習は5年間で最少25単位、合計50単位のためには42単位必要、ただしWEBは半年間で5単位までしか取得できない(日眼と臨眼を除く)
2022年以前の専門医制度更新にも必要だった、学会や勉強会などへ参加して、ゲットする単位です。基本的には、1回の学会や勉強会に参加で0.5~1.0単位取得できますが、
WEBでは半年間で最大で5単位しか取得できない
という新たな制限が設けられましたので、注意が必要です。この制限のために、2027年の専門医更新直前にたくさん勉強会や学会に参加するのでは、間に合わない可能性が高いです。解決策としては、やはり、今まで通りで、
極力、4月の日眼と10月の臨眼にWEBでもいいので参加して、視聴する
だと思います。
ということで、個人的な案としては
- 日眼と臨眼には参加して極力WEB視聴する(5年間に1回は日眼総会(4月)に現地参加する必要あり(4))
- 日眼と臨眼以外のWEB講演会での単位取得は、4月~9月、10月~3月の半年間で、最大5単位まで
が良いと思います。というか、論文をFirst Authorでがんがん書いたり、学会発表したりしている医師以外は、これしかないと思います。ちなみに、2022年度の取得単位は、「日本眼科学会 専門医 マイページログイン」でログインすると、見ることができます。以下はその例です。
学会での現地参加、LIVE配信参加する場合は特別公演、シンポジウム、インストラクションコースなど単位対象プログラム毎にセッション開始10分以内に参加して最後まで視聴する必要あり
2023年10月開催の、日本臨床眼科学会では、現地参加とWEBライブ配信視聴では、単位取得のためには開始10分までに入室が必要ですが、WEBライブ配信でも、金、土、日は最大1.5単位まで単位取得できます。
しかも、インストラクションコース受講でも、ちゃんと単位を取得できます。
なお、以下の、学会出席単位(d)は、オンデマンド配信の視聴でも、取得できるようです。
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