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眼科専門医更新(2023年10月時点の情報)

2023年10月7日

出典:https://www.nichigan.or.jp/senmon/renewal/koshin_new.html

眼科専門医制度は、2022年10月1日から「日本専門医機構の専門医更新基準」に則った新専門医制度を開始。

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2022年10月に日本専門医機構の専門医に移行した眼科専門医

    有効期限	2022年 10月 01日 ~ 2027年 09月 30日

    2027年9月頃までに、単位などを取得して、手続きをする必要あり。

    専門医更新基準

    出典:https://www.nichigan.or.jp/senmon/renewal/koshin_new.html

    つまり、

    (2)日本眼科学会(年会費15,000円+専門医更新登録料10,000円)と、日本眼科医会(B会員15,000円、A会員は45,000円) (→それ以外の費用もあり?)には入会し続ける。

    (4)5年間のうち1回は、日本眼科学会総会(毎年4月の学会の方、臨眼ではダメ)のリアル学会会場へ行き、「学会出席による単位」を取得

    (5)、(6)は2027年9月頃までには詳細が発表されるが、まず簡単。

    (7)2027年9月までに、5年間で指定の50単位を取得する。今まで通り、これが一番の注意点

    となる。

    (7)診療実績の証明・共通講習等を含む新専門医制度の50単位取得

    出典:https://www.nichigan.or.jp/senmon/renewal/koshin_new.html

    重複していてややこしいが、

    (7)(a)診療実績の証明の5単位は(6)に該当するので、2027年の更新直前まで考えないでOK

    まだ詳細は決まっていませんが、簡単な報告書でOKとなる予定だそうです。

    (7)(b)共通講習は、移行者は必修講習Aの3単位(医療安全、感染対策、医療倫理)の受講が必要

    上記の通りなのですが、わかりやすいのは、自動的に単位が反映される以下の2つがお勧めです。

    • 専門医共通講習 e-learning」を受講する → 2023年10月時点で、「医療倫理」の1単位分のe-Learningを受講することができます。WEBなのでいつでも受講できます。受講終了すると、申請など不要で、自動的に単位が付与されます。
    • 「日本眼科学会専門医制度第xx回講習会」を受講する → 毎年、日本眼科学会総会(にちがん、毎年4月開催)、日本臨床眼科学会(りんがん、毎年10月開催)のときに、同時に開催されます。それぞれの学会に申し込むと同時に、別に、これらの講習会を申し込み・受講する必要があります。費用も学会参加費用とは別に2000円ほどかかります。取得できる単位としては、講習会によって、(b)や(c)や(d)(dは、学会とは別に学会出席単位が0.5単位)が取得できるそうです。定員1000名のことが多いので、眼科専門医1.2万人のうち、12人に1人しか受講できないことを考えると、講習会受講が必須というわけではないようです。

    ちなみに、「日本眼科学会専門医制度 第78回講習会」は、2023年日本臨床眼科学会と同時に、オンデマンド配信(2023/10/23(月)正午~ 2023/11/22(水)17:00)で実施される予定です。詳しくは以下をご覧ください。

    「日本眼科学会専門医制度第78回講習会」について、抜粋すると、

    WEBによるオンデマンド配信
    臨眼に参加しなくても、講習会だけ参加できる
    申込期間:2023年9月11日(月)正午~10月18日(水)正午
    受講期間:2023年10月23日(月)正午~ 11月22日(水)17:00
    受講料2000円、クレジットカードのみ
    WindowsまたはMacで視聴(スマホは非推奨、視聴記録が残らない危険性あり)
    取得単位は、(c)眼科領域講習単位 1.0単位 と (d)学術業績・診療以外の活動実績(学会出席単位) 0.5単位
    取得単位は、2024/1月までに、日眼会員マイページに反映予定

    (7)(c)眼科領域講習は5年間で最少25単位、合計50単位のためには42単位必要、ただしWEBは半年間で5単位までしか取得できない(日眼と臨眼を除く)

    2022年以前の専門医制度更新にも必要だった、学会や勉強会などへ参加して、ゲットする単位です。基本的には、1回の学会や勉強会に参加で0.5~1.0単位取得できますが、

    WEBでは半年間で最大で5単位しか取得できない

    という新たな制限が設けられましたので、注意が必要です。この制限のために、2027年の専門医更新直前にたくさん勉強会や学会に参加するのでは、間に合わない可能性が高いです。解決策としては、やはり、今まで通りで、

    極力、4月の日眼と10月の臨眼にWEBでもいいので参加して、視聴する

    だと思います。

    ということで、個人的な案としては

    1. 日眼と臨眼には参加して極力WEB視聴する(5年間に1回は日眼総会(4月)に現地参加する必要あり(4))
    2. 日眼と臨眼以外のWEB講演会での単位取得は、4月~9月、10月~3月の半年間で、最大5単位まで

    が良いと思います。というか、論文をFirst Authorでがんがん書いたり、学会発表したりしている医師以外は、これしかないと思います。ちなみに、2022年度の取得単位は、「日本眼科学会 専門医 マイページログイン」でログインすると、見ることができます。以下はその例です。

    図:専門医更新単位の表の例(日眼マイページ内)

    学会での現地参加、LIVE配信参加する場合は特別公演、シンポジウム、インストラクションコースなど単位対象プログラム毎にセッション開始10分以内に参加して最後まで視聴する必要あり

    2023年10月開催の、日本臨床眼科学会では、現地参加とWEBライブ配信視聴では、単位取得のためには開始10分までに入室が必要ですが、WEBライブ配信でも、金、土、日は最大1.5単位まで単位取得できます。

    https://www.congre.co.jp/77ringan/contents/credit.html

    しかも、インストラクションコース受講でも、ちゃんと単位を取得できます。

    https://www.congre.co.jp/77ringan/contents/credit.html

    なお、以下の、学会出席単位(d)は、オンデマンド配信の視聴でも、取得できるようです。

    https://www.congre.co.jp/77ringan/contents/credit.html

    (7)(d)学術業績・診療以外の活動実績単位(0~10単位)では

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