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新型コロナウイルス感染症Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)(8)家庭における感染予防策(2020/3/30時点)

2020年3月31日

今回は、家庭での新型コロナ感染対策についてまとめてみたいと思います。 結論は以下のの5つとなります。

  1. なるべく外出は控え、外出する場合も密閉空間、密集場所、密接場面を避ける
  2. 共同で使う物品は消毒する (70%エタノール or 0.1%次亜塩素酸)
  3. 手洗い
  4. 咳エチケット
  5. マスクの着用
参照:大阪府立東淀川高等学校  新型コロナウイルス感染症について2月27日更新分.pdf
参照:大阪府立東淀川高等学校  新型コロナウイルス感染症について2月27日更新分.pdf

感染予防のためには、以下が重要なポイントとなります。(参照:中野区HP

  • ウイルスを含む飛沫が目・鼻・口の粘膜と接触するのを防ぐ
  • ウイルスが付着した手が、目・鼻・口の粘膜と接触するのを防ぐ

手指の消毒は、消毒用アルコール(70%エタノール)を用いますが、ほとんど売り切れていて手に入らないのが実情です。エタノールが手に入らない場合は、しっかり手洗いするしか無さそうです。

一方、共同で使用する物品の消毒は、 0.1%次亜塩素酸 ( ハイター、ブリーチ、ピューラックス などを、水道水でうすめて作る)であり、2020年3月現在でも、手に入りやすいものだそうです。

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なるべく外出は控え、外出する場合も密閉空間、密集場所、密接場面を避ける

参照:内閣官房 新型コロナウイルス感染対策

いわゆる、『3密』を避けるというものです。そもそも、新型コロナウイルスに他人から感染しないため。他人を感染させないために、極力外出は控えるのが大前提となります。

『共同で使う物品』は消毒する (70%エタノール or 0.1%次亜塩素酸)

新型コロナウイルスは接触感染しますので、電車やバスのつり革、階段の手すり、ドアノブ、スイッチなどは、感染源となり得ますよで、できるかぎり、さわらないか、触るのであれば消毒するのが望ましいです。

参照:シオノギ製薬 こども感染症ナビ
参照:シオノギ製薬 こども感染症ナビ

参照:中野区ホームページ

次亜塩素酸 消毒薬の作り方については、以下の動画が参考になります。

次亜塩素酸 消毒薬の注意点としては、 以下がありますのでご注意ください。

  • 次亜塩素酸消毒薬で手を洗ってはいけない
  • 換気をする
  • 絶対に、他の洗剤と混ぜてはいけない(塩素系とまぜると有毒ガス)
  • 冷暗所保存

手洗い

参照:内閣官房 新型コロナウイルス感染対策

石けん等を使用し、こまめに手を洗う習慣をつけます。アルコール消毒液による手指消毒も有効です。(2020年3月現在、消毒用アルコール(70%エタノール)は入手困難です。)

以下の動画が分かりやすいです。医師が手術前にする手洗いの方法の前半も、以下と全く同じです。

咳エチケット

参照:内閣官房 新型コロナウイルス感染対策

新型コロナウイルスに感染して体内でウイルスが増殖しても、発熱や咳(せき)などの症状が全くでない人(発症しない人)がかなりの割合(30%くらい?)でいるそうです。2020年3月現在、全世界で70万人以上が新型コロナウイルスSARS-CoV-2に感染している以上、症状が全くない人でも、既にウイルスに感染していて、まわりの人にウイルスを感染ばらまいてしまっている可能性があります。

そのため、咳や発熱の症状のない人を含め、すべての人が、咳やくしゃみをするときに、

  1. マスクをして口と鼻を覆う
  2. マスクがなければ、ティッシュ・ハンカチで 口と鼻を覆う
  3. それも無理なら袖(そで)で口と鼻を覆う

ことにより、咳やくしゃみをした人から、他の人にウイルスが感染(飛沫感染)するのを予防することになります。これを、『咳エチケット』と言うそうです。

外出時はマスクを着用する

正しいマスクのつけ方、外し方は以下の動画がお勧めです。マスクを外すときは、ヒモのみを持って外し、本当はそのままゴミ箱に捨てるのが正しい外し方です。(マスクが無いので、個人的には鍋で5分煮沸消毒して再利用していますが、、、)(出典:厚生労働省)

『咳エチケット』という言葉も個人的には最近知ったのですが、マスクを着用することが『咳エチケット』に含まれるなんて、私にはびっくりでした。

2020年3月31日現在の世界のSARS-CoV-2感染者は約78万人だそうです(世界の人口は約77億人)。また、無症状感染者からの感染確率 症状ある人からと大差なしという報告(2020/3/30 中国の論文)もあります。

参照:ジョンズ・ホプキンズ大学システム科学工学センター

人口1億2000万人の日本において、約2000人のCOVID-19患者がいますが、

  • 日本では重傷者、濃厚接触者のみPCR検査(2020/3/31時点)
  • 医師がPCR検査を要請しても、保健所から断られたケースが多数(日本医師会からの発表)
  • 軽症者は病院に行かずに自宅待機するようにとの政府の指導
  • アメリカでは14万人、イタリアでは10万人と爆発的に感染者が増えている

ことから、2020年3月時点で、日本には、『大量の無症状または軽症の新型コロナウイルス感染者』が存在すると思われます。まず、『自分が絶対にコロナウイルスに感染していない』ということは言えないと思われます。

参照:NHK
参照:2020/3/29時点の日本国内の新型コロナ感染状況

自分がマスクをすることにより、他の人から自分にウイルスが感染することを防ぐことはできないかもしれないが、自分が他の人にウイルスをばらまく可能性は下がる

このことにより、2020年3月現在、内閣府は、外出時は、国民全員にマスク着用を推奨しています。

しかし、2020年3月現在、マスクはどこに行っても購入することができません。政府には、1日1枚マスクを使用できるように、毎日1億枚のマスクを供給できる体制を早く整えてほしいものです。

自宅に新型コロナ感染者の濃厚接触者がいる場合の感染管理

国立感染症研究所( 国立国際医療研究センター病院  )が公表している、『新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年3月19日改訂版)』 のうち、自宅等における感染対策についてまとめてみたいと思います。

参照: 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年3月19日改訂版)
参照: 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年3月19日改訂版)

上記の通りなのですが、少し解説を追加したいと思います。

  • 不要不急の外出は控える
  • やむをえず外出の際は、バスや電車などの公共交通機関の利用は避ける
  • 手洗いの徹底
  • 咳エチケット
  • サージカルマスクの着用
  • 手指衛生の遵守(70%エタノールのすりこみ?)

ここまでは、先ほどと全く同じです。

  • 濃厚接触者が一度着用したマスクは、廃棄する
  • また、マスクを触った後は、必ず手指衛生(70%エタノールのすりこみ?)をする
  • 濃厚接触者が発熱または呼吸器症状を呈し医療機関を受診する際は、あらかじめ地元の保健所に連絡し、受診を勧められた医療機関を受診する。(連絡先はこちらの厚生労働省のページから調べられます。)
  • 廃棄物処理、衣類などの洗濯は通常通り

マスクも消毒用アルコールも手に入らないですので、上の2つは非現実的と思われますが、将来的には、こちらを実行したいところです。

2020年3月時点での新型コロナウイルス感染症COVID-19の日本語の症例報告のリンク

新型コロナウイルスSARS-CoV-19に感染すると、どのような経過をたどるかについて、実際の症例についての報告のリンクです。

http://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=31
日本感染症学会
新型コロナウイルス感染症
→日本語の症例報告が多数掲載されており、参考になります。

https://www.buzzfeed.com/amphtml/saoriibuki/tokyo-omagari
「数時間で、人工呼吸器をつけないと助けられない状態になる」 最前線のトップが語る新型コロナの怖さ
2020/03/26 2:30:07 GMT
国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長『新型コロナウイルスの「怖さ」として、症状が悪化するスピードが早い』

https://www.ntv.co.jp/news_covid19/static/pickup01.html
「新型コロナ 症状は?」いま知るべき5つのこと 感染者治療の医師解説
国立国際医療研究センター
忽那賢志医師

https://www.mod.go.jp/gsdf/chosp/page/report.html

自衛隊中央病院 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

→こちらは自衛隊病院における、ダイヤモンドプリンセス号の乗客の症例のまとめです。