高校生物を学ぶ前に読みたかった『マンガでわかる神経伝達物質の働き』
脳の構造、働き、神経伝達物質、精神疾患の病態と治療について非常に分かりやすく簡潔に説明されています。
高校であれば『生物』の範囲になります。
大学時代に
- 脳解剖学
- 薬理学
- 精神科
を勉強する前にこの本に出会っていれば、薬理学の追試になることもなかったかもしれない、、、
第1章『脳の仕組みと心』
脳は、脂質とタンパク質からなるやわらかい組織で、
- 男性は1400g
- 女性は1200g
であり、重さで体重の約2.5%(ヒトの体重を50kgとして計算。)。
- 大脳:思考、知覚、記憶、言語、運動など
- 小脳:運動のコントロール、身体のバランスを保つ
- 脳幹:間脳、中脳、橋(きょう)、延髄からなる。心臓の動きや呼吸、体温、体内環境の調節など、生命活動の維持に関わる
に大別することができる。
と始まる。文章だけでは『なんのこっちゃ』だが、ちゃんと、この本には絵がすぐ横に描かれているのでわかりやすい。
大脳は、さらに以下の3つに分けられる
- 大脳新皮質:前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つに区分
- 大脳辺縁系:帯状回、偏桃体(偏桃核)、側坐核、海馬などから成り立つ部分で、情動、食欲、性欲に関した行動、記憶に関係している
- 大脳基底核:淡蒼球、被殻、尾状核、視床下核、黒質などから成り立つ部分で、錐体外路系というものに含まれる
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