【初めてのChatGPTその6】「ChatGPT＆生成AI 最強の仕事術 すぐに仕事で役立つ！ AIツール100選」
仕事でChatGPT（などの生成AI）を使用するのがあたり前の時代はすぐに来そうです。ビジネス関連のChatGPT本として、2023年現在、「ChatGPT＆生成AI 最強の仕事術 すぐに仕事で役立つ！ AIツール100選」が一番よくまとまっていると思います。本の内容に私の意見も加えて、メモしたいと思います。
ChatGPTをマスターする3つのステップ
ChatGPTの大規模言語モデルは、インターネット上の膨大な文章を学習し、ある文章にどんな言葉がつながる可能性が高いか、という予測を繰り返しながら文章を生成しています。特に物事を「理解」している訳ではなく、また、「感情」も持ち合わせてはいません。もっともらしく、「大嘘」を言うこともよくあります（専門用語でハルシネーション、幻覚といいます）。使いこなすには以下の3つのステップがお勧めだそうです。
- ChatGPTの最新情報と得意・不得意を心得ておく
- 仕事に役立つ「プロンプト」（命令文）を身につける→プロンプトエンジニアリング
- ブラウザ拡張機能（プラグイン）を用いてChatGPT外からの情報を効率よく利用する
ChatGPTの得意なことは、文章作成やアイデア創出
得意なことは、
- 文章作成
- 要約
- 翻訳
- アイデア創出
- 質問の回答
- プログラミング学習、プログラミングの手伝い
- 英語学習（プラグイン利用で英会話練習も可能）
- 会議の議事録作成（プラグイン利用で音声を文章へ）
- 相談（話し相手）
なお、話し相手としては、こんな怖い話もあります。使い方は要注意ですね。
https://gigazine.net/news/20230403-stop-climate-change-suicide-ai-chatbot/
2023年04月03日
対話型AIに気候変動を止めるために自分を犠牲にするよう言われた男性が自殺、生前最後にAIと交わした生々しい会話も報じられる
ChatGPTのが苦手なことは、キーワード検索と最新情報
不得意なことは、
キーワード検索最新の情報を聞く専門情報個人情報、機密情報の扱い情報の正確性（ハルシネーション、幻想）
プロンプト（命令文）のコツ
- 具体的に聞く（「外国人に説明するように」「請負業務の依頼をするときのように」「会社の新入社員に仕事を依頼するときのように」）
- 条件付けを行う
- 検索の延長線上で使うのではなく、何らかのものを「生成する」ことに用いる
- 1回きりのQ&Aで目的の回答を得ようとするのではなく、指示と生成を繰り返していき、修正していき、最終的な生成物を得る
- プロンプトエンジニアリング（生成AIへの質問文、命令文のテクニック）を勉強して、実際に繰り返し試してみて、業務知識に基づく適切なプロンプトを入力できるようにする
プロンプトエンジニアリングについては、画像生成AIへの命令文（プロンプト）の具体例として、p25 に、
Midjournyでの人物画像生成Tips
が掲載されていました。少なくとも現時点では、英語での指示が良いそうです。
プラグイン
「プラグイン」というものを利用して、ChatGPTと何かを組み合わせて利用するのが
youtubeプラグイン
excelプラグイン
2023年現在、ChatGPTでプラグインを利用するためには、月額20ドル（毎月約3000円）支払う必要があります。