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新型コロナウイルス感染症Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)(10)新型コロナウイルスに感染したかも?と思ったときの対処法【体験談】

2020年4月3日

『熱と咳が4日以上続いているけど、どうしよう?』と悩んでいる方に参考にしていただけましたら幸いです。

個人的にお勧めの対処法としては、平日日中まで待てる場合は、以下となります。

健常者が発熱や咳が4日間続いたら、または、強いだるさか息苦しさが出たらすぐに、平日9時から17時の間に、最寄りの保健所の新型コロナ受診相談窓口 (帰国者・接触者電話相談センター)に電話して、受診する病院名を教えてもらい、その病院を受診する

東京都であれば、https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/iryo/kansen/coronasodan.html に、電話番号が記載されています。

大事なことは、『平日日中、9時から17時の間に』です。夜間は電話番号は1個のみであるため電話がこみあってつながりにくい上、濃厚接触者でなければ、病院名までは指定されません。

今回は、咳が4日以上続き、相談窓口に電話したのち、病院受診に苦労した際の経験を記載したいと思います。

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しつこい咳が4日間以上止まらず、夜間に新型コロナ受診相談窓口に電話

一般的に、風邪などの症状は、夜間に悪化することが多いです。多少体調が悪くても平日日中は仕事を休まず病院を受診せず、夜眠れずに不安になり、病院に夜中に電話したり、夜間や土日の救急外来を受診しようとする人が後を絶ちません。

後から考えると、夜間に電話したのがまずかったです。

症例は、生来健康の中年です。

発熱は無いものの4日間以上続くしつこい咳と夜間の呼吸困難感を自覚し、夜間に
新型コロナ受診相談窓口 (帰国者・接触者電話相談センター)に、電話相談しました。

夜間は新型コロナ受診相談窓口 はなかなかつながらない

当たり前です。1回目、電話をかけたら話し中。
その後、10回かけても話し中。
家族が何回かかけたあと、自動音声が流れて、つながったかと思いきや、『ただいま、回線が大変こみあっております。しばらくたってからおかけなおしください。(ブチッ、ツーッ、ツーッ、ツーッ、)』
その後、さらに何回かかけて、自動音声が流れた後、ようやくつながりました。

電話の向こうの方は、夜にも関わらず、とてもやさしい方で、親身に相談にのっていただきましたが、『お近くの病院を受診してください。特に病院の指定はありません。』とのことでした。

そのため、次に、受診する病院をインターネットで探すことにしました。

家の近くの小さい内科クリニックはどこも『新型コロナ疑い患者』はお断りの雰囲気

日本の医療は基本的に、いつでも、どこの病院でも受診することができます。ただし、大学病院や地域基幹病院は小さなクリニックからの紹介状が必要です。

しかし、2020年2月以降、新型コロナウイルス感染症が疑われた場合は、受診できる小さなクリニックが激減したと個人的には感じています。

新型コロナ患者がクリニックを受診し、そのクリニックの医師が感染すると、クリニック閉鎖→倒産に追い込まれます。

そのため、都内のクリニックのホームページを見ると、かなり多くのクリニックで、

『当院では新型コロナウイルスのPCR検査を行っておりません。新型コロナウイルス感染が疑われる場合は、最寄りの 帰国者・接触者相談センターに電話して、そちらが指定する病院を受診してください。 』

発熱やせき・息切れ、強いだるさなどの症状の方の診療は現在中止しています。直接受診する前に、お住まいの地域の帰国者・接触者相談センターに電話で相談し、指示を受けて下さい。』

と、

『発熱、咳の患者はうちのクリニックを受診するな』

とハッキリと言っています。(えっ!?内科が発熱患者を診ないってどういうこと???応召義務違反では?)

Googleで、自宅近くの内科クリニックを検索してホームページを見てみたら、どこも上記のような感じで、とても受診できるような雰囲気ではありませんでした。

(会社も休んで、)平日日中なのに受診できる病院がない!?と一瞬、軽くパニックに陥りました。

その時は、自分が冷静でなかったためか、『平日日中になってから、もう一度、今度は地域の保健所の新型コロナ受診相談窓口に電話して、受診すべき病院名を聞く』という考えに至りませんでしたが、後で考えれば、それが正解だったと思います。

実際は以下のようになりました。

職場の診療所を受診し新型コロナは否定的との判断

幸い、勤務先に診療所があったことを思い出し、あらかじめ電話して、診療所に受診の了解を得た上で、診療所の内科を受診しました。

SpO2、採血、胸部レントゲンでは肺炎は否定的で、発熱も全く無いので、新型コロナ感染症の可能性は低いとの判断でした。
念のため、抗生物質その他を処方され、帰宅となりました。

内科を受診してかなり安心したためか、咳を抑える薬が効いたのか、その日の夜は、久しぶりによく眠ることができました。
ただし、咳はまだ続いています。

発熱したらすぐに再度同じ診療所を受診する予定

コロナの可能性が低いとの判断でしたが、PCR検査も含め、どんな検査が陰性だろうと、新型コロナウイルス感染症ではないと言い切ることはできません。
今後、発熱したり、全身倦怠感(だるさ)が出たり、息苦しさが悪化した場合は、再度、同じ診療所を受診し、大きな病院に紹介状を書いてもらう予定です。

新型肺炎が重症化する時期は、発症から7~11日目が多いそうです。

新型肺炎は急速に重症化し、20代の人でも人工呼吸器が必要になる場合があります。
治療薬はありませんが、人工呼吸器を装置して2週間程度で、患者が自己の免疫力でウイルスを抑えることができ、体内の炎症もおさまると、人工呼吸器から離脱できるそうです。

その後の経過

診療所で処方された薬を内服開始してから2日後から、急に、夜、眠れるようになりました。しかし、少ししゃべると、すぐに咳が出ます。

東京都では100人中7人が、咳や熱の症状(2020/3/30)

株式会社Lineが、2020/3/27から3/30までの4日間で、東京都民63,843人を対象としたアンケート調査を行ったところ、7.1%の人が、発熱やひどい咳などの、新型コロナウイルス感染症の少なくとも1つの症状があることが分かりました。

https://www.reuters.com/article/us-health-coronavirus-line/line-survey-finds-7-of-users-in-tokyo-have-at-least-one-coronavirus-symptom-idUSKBN21I0LJ

参照:Reuters.com

都民が1400万人とすると、都内で約100万人が、新型肺炎の症状がある(発熱や咳は、インフルエンザなど、新型コロナ以外の病気でもおこります)ということになり、2020年4月以降、いったいどうなってしまうのか心配にはなります。

中国の報告では、新型肺炎発症初期のアビガン(ファビピラビル)投与が有効であったとの報告もあるらしいので、個人的には、さっさと政府が保険収載し、アビガンの大量生産を指示してほしいと思います。

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14325

参照:Web医事新報

参考リンク

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/032700201/?ST=m_news

もしや新型コロナ? 疑われる自宅療養時に気をつけるべきことは 2020.03.28

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/033100206/?ST=m_news

【図解】知っておきたい新型コロナの基礎知識まとめ

よくある症状、危ない持病、ウイルスの生存期間、感染のメカニズムなど

2020.04.01

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