『RユーザのためのRStudio[実践]入門』を読んでみた(感想)
Rでグラフをきれいに描きたい(ggplot2 package(tidyverse))と思って、RStudioの入門書を探していたら、以下の本を見つけたので衝動買い!
RユーザのためのRStudio[実践]入門 −tidyverseによるモダンな分析フローの世界− Kindle版
松村 優哉 (著), 湯谷 啓明 (著), 紀ノ定 保礼 (著), 前田 和寛 (著)
出版社: 技術評論社 (2018/6/29)
Kindle 価格: ¥ 3,002
結論
EZRで統計処理に慣れてきて、そろそろRで統計を行ったり、R Markdownでスライドや論文をサクサク書きたい!という人にむちゃくちゃお勧めの一冊です!
「統計って何なの?おいしいの?」という方には、こちらのEZRの本を先にお勧めします。
流し読みをしたので、感想を書いちゃいます。
本の題名は、「Rユーザのための」ですが、内容からかんがみるに、この本の実際の対象としては、「Rが初めての人」だと思いました。
(開発環境)
Windows 8.1 Pro
第1章 RStudioの基礎
なんと、本書では、Rのインストール方法がいきなり省略されています。
(1)Rのインストール方法その1
実際は、以下のサイトからdownloadしてインストールすればよいだけなのですが、最初は分かりにくいと思います。
R-3.5.1-win.exe(約79MB)をダウンロードしてダブルクリックしてインストールします。ダウンロードに5分くらいかかります。
参考:https://qiita.com/FukuharaYohei/items/8e0ddd0af11132031355
R Studioのインストールは、以下のサイトが参考になります。
https://qiita.com/FukuharaYohei/items/3468bd2a6b2f07b8963e
(2)Rのインストール方法その2
私は今でも、他の人に説明するときや、ちょこっと初めて扱う統計では、EZRを用いています。
Windowsでは、こちらのサイトからEZRをインストールすれば、自動的にRもインストールされています。
Rのインストールが省略されていたことにびっくりした以外は、R Studioの使い方の基礎的なことが分かりやすく記載されていて、とてもためになりました。
この章の著者様のサイトは、以下だそうです。一つ一つの記事が、とてもためになります。
https://y-mattu.hatenablog.com/
第2章 スクレイピングによるデータ収集
WEB上のデータをダウンロード(スクレイピング)して、Rで加工できる状態にするやり方について、分かりやすく説明されています。
あとでこの章を写経してみて、趣味で、政府の統計をダウンロードして統計をいじってみて、遊んでみたいです。
第3章 dplyr/tidyrによるデータ前処理
ggplot2()という、Rでグラフを描くための有名なパッケージがあります。
ggplot2()まわりのパッケージをまとめたものを、tidyverseパッケージといって、その中に、ggplot2や、dplyrや、tidyrパッケージが入っています。
この第3章は、ggplot2でグラフを描く前のデータの前処理について、分かりやすく記載されています。
ページの都合上、むちゃくちゃ詳しくはないので、この章を読んだ後、さらに詳細については、さらに、以下の本を読むことが非常にお勧めです。
第4章 ggplot2によるデータ可視化
ggplot2を初めて利用する人のために、分かりやすく記載されています。
「表示される水準の順番を変更したい」の部分など、かゆいところに手が届いております。
より詳しく、様々なggplot2のコード、グラフを見るためには、この本の次に、以下の本を読んでいただくのがお勧めです。
第5章 R Markdownによるレポート生成
待ってました!R Markdownの本!初心者向けで分かりやすいです。
統計を行っているときに、途中でnの数が増えたり、減ったり、項目が増えたり、あるデータが変更になったりしたとき、エクセルやEZRでは、初めから統計をやりなさなければなりません。これが非常にストレスです。
しかし、R Markdownなら、すぐに変更可能です!理由は、次のリンク先をお読みください。。。
この本とともに、以下の連載(8回分ありますが、全て読むことをお勧めします。)が非常におすすめです。
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