スポンサーリンク

『基礎からわかるElm』を写経してみる(8)SPAを設計する(複数ページのElmアプリの作り方part2 : ページごとにelmファイルを作成する)

2019年6月3日

前回は、 『基礎からわかるElm』 p207 を写経して、複数ページからなるGitHub Viewerなるサイトを作りました。

今回は、その続きで、 『基礎からわかるElm』 p241 を写経して、 ページ毎にelmファイルを作成する方法を学びたいと思います。ページ毎にelmファイルを作成することを、

『ページごとにモジュール化する』

と呼ぶそうです。

公式サイトのソースコード
https://github.com/jinjor/elm-book/tree/master/5_3_spa


前回までのソースコード
https://github.com/adash333/elm-github-viewer1/tree/d5a8a42dbcf39d754d3c9da472d977d1f27afb6b

スポンサードリンク

開発環境

Windows 10 Pro
Chrome
VisualStudioCode 1.32.3
git version 2.20.1.windows.1
nvm 1.1.7
node 10.2.0
npm 6.4.1
elm 0.19.0-bugfix6
elm-format 0.8.1
VisualStudioCodeの拡張機能でelmをインストールして、settings.jsonに以下のようにelmを設定。
(『Alt + Shift + F』と『Ctrl + S』を使用。)

    "[elm]": {
        "editor.formatOnSave": true
    },

elm-live 3.4.1
elm-test 0.19.0-rev6

ページごとにモジュール化する

1ページを1モジュールに分割し、それぞれのページに小さなElmアーキテクチャを作るそうです。今回は以下の3つのページとなります。

  • Page.Top
  • Page.User
  • Page.Repo

新規Elmアプリの作成とこれまでのコードのコピペ

C:/elm/ フォルダに、elm-github-viewer2/ フォルダを作成し、VisualStudioCodeで開き、Ctrl+@でコマンドプロンプトを開き、以下を入力します。
途中で何か聞かれたらEnterを押します。

elm init
elm install elm/http
elm install elm/json
elm install elm/url 

さらに、
https://github.com/adash333/elm-github-viewer1
から、.gitignore, index.html, netlify.toml, src/Main.elm, src/Route.elm, src/GitHub.elmをコピペします。

Page.Repoの実装

src/ フォルダの中に、src/Page/Repo.elm を新規作成します。

とりあえず、がむしゃらに写経します。

GitHub.issueUrlがないよというエラーが出るので、src/Github.elmを修正します。



issueUrl : String -> String -> Int -> String
issueUrl userName projectName issueNumber =
    Url.Builder.crossOrigin "https://github.com"
        [ userName, projectName, "issues", String.fromInt issueNumber ]
        []

src/Main.elmからsrc/Page/Repo.elmを呼び出す

写経するだけですが、以下のように、Main.elmに記載します。

  • 各ページにModel, Msg を持たせる
  • UPDATEでは、Repoへのメッセージが来たとき、現在表示しているページがRepoPageであれば、Repoページのupdate処理を行う
  • UPDATEでは、Repoページの初期化も行っておく
  • VIEWでは、現在表示しているページがRepoPageであれば、Repoページのview関数を呼ぶ
import Page.Repo

-- MODEL


type alias Model =
    { key : Nav.Key
    , page : Page
    }


type Page
    = NotFound
    -- 各ページのModelを持たせる
    | TopPage Page.Top.Model
    | UserPage Page.User.Model
    | RepoPage Page.Repo.Model


init : () -> Url.Url -> Nav.Key -> ( Model, Cmd Msg )
init flags url key =
    Model key (TopPage Page.Top.init)
        |> goTo (Route.parse url)

(変更前)src/Main.elmのMODEL

(変更後) src/Main.elmのMODEL

(変更前)src/Main.elmのUPDATE(Repoページの部分)

(変更後)src/Main.elmのUPDATE(Repoページの部分)

(変更前)UPDATEのgoTo関数

(変更後)UPDATEのgoTo関数

(変更前)src/Main.elmのVIEWのRepoPageの部分

(変更後)src/Main.elmのVIEWのRepoPageの部分

もう、写経するだけで手いっぱいです。パイプ(|>)も出てきました!

そのうち、理解できるようにしたいです。。。

src/Page/Top.elmとsrc/Page/User.elmの新規作成とsrc/Main.elmの編集

src/Page/Repo.elmと同様のことを、行います。

src/GitHub.elmの編集

User
usersDecoder
searchUsers
などを定義します。

elm-liveで確認

ターミナル画面で以下を入力します

elm-live src/Main.elm --open -- --output=main.js

init を Init に直して、もう一度elm-live

repoPageをRepoPageに直して(上図の矢印は間違ったところをさしています、、、)、もう一度、

elm-live src/Main.elm --open -- --output=main.js

大丈夫そうです。

GitHubへpush

ちょこっと変更してから、
https://github.com/
にログインして、新規リポジトリを作成し、pushします。

git init
git add .
git commit -m "first commit"
git remote add origin https://github.com/adash333/elm-github-viewer2.git
git push -u origin master

この時点でのソースコード
https://github.com/adash333/elm-github-viewer2/tree/da724130c12c5c3a9bb947d11c99a6968f8050e1

elm make –optimizeのためにDebugを削除

以下のコードでProduction用のmain.jsを作成したいのですが、コードの中にDebugが入っていると実行できないので、Debugと書いてあるところをコメントアウトなどして変更します。

その後、ターミナル画面で以下を入力して、production用のmain.jsを作成します。(今回はUglify.jsは無視します。)

elm make src/Main.elm --output=main.js --optimize

git add .
git commit -m "main.js --optimize"
git push

ここまでのソースコード
https://github.com/adash333/elm-github-viewer2/tree/a18fb98f841d01fecdf3a9cfa33cc35e2e9dc6a3

Netlifyにデプロイ

https://www.netlify.com/ にログインして、New Site from Gitから、上記GitHubのコードを指定してデプロイします。

今回はBuild commandとPublish directoryは空欄のままです。

無事、デプロイできました
https://admiring-brattain-8251ca.netlify.com/

ソースコードとDEMOサイト

ソースコード
https://github.com/adash333/elm-github-viewer2

DEMOサイト
https://admiring-brattain-8251ca.netlify.com/

スポンサーリンク