新型コロナウイルス感染症Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)(6)コロナ感染疑いのときには『ロキソニン』や『イブ』は内服してはいけない?(脳症のリスクが上がる?)
インフルエンザを発症したときは、インフルエンザ脳症をおこすリスクが高まるため、ロキソニン内服が禁忌というのは、日本の医療従事者であれば誰でも知っていると思われます。
フランスでは、厚生大臣が、コロナウイルスに関して、イブプロフェンを服用しないほうがよいと推奨したとのことです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20200315-00167830/
コロナウイルスにかかったら飲んではいけない薬:フランスの厚生大臣が発表
3/15(日) 9:30
イブプロフェンを含む市販薬としては『イブ』『イブクイック頭痛薬』など
とりあえず、なんだか熱っぽくて、コロナかなー?というときには、市販薬の『イブ』や『ロキソニン』は絶対に飲まない方が良さそうです。脳症を起こして死亡する危険性があります。
参考:イブプロフェン|ブルフェン(処方薬)、イブ(市販薬)などの解説
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
ステロイド以外の抗炎症薬は、全てNSAIDsに分類される。
安全なのは、アセトアミノフェン、カロナール。と言われている。
インフルエンザでは『ロキソニン』や『イブ』は内服してはいけない
インフルエンザ脳症という病気があります。
若い人(特に5歳以下)がインフルエンザにけかると、インフルエンザ脳症になることがあります。ロキソニンやイブプロフェンを飲むと、このインフルエンザ脳症になりやすいと言われています。
インフルエンザに使用できる解熱剤はアセトアミノフェン(アンヒバ坐剤®、アルピニ―坐剤®、カロナール®など)が主体だそうです。
参考:インフルエンザでNGな解熱剤|カロナール、ロキソニンは?飲んでしまったら?
公開日:2019-11-26 | 更新日:2020-02-14104
参考2:インフルエンザ脳炎、脳症
参考3:インフルエンザ脳症はどうしたら予防できますか?(日本小児神経学会 2019年5月1日改変)
参考4:インフルエンザ脳症
【追加情報】3月20日イブプロフェンは必ずしもダメとは言えないとWHOが発表
以下のような発表がありましたが、それでも、個人的にはインフルエンザや新型肺炎が疑われるときには、ロキソニンやイブプロフェンは使用は控えたいと思います。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200320-00000088-jij-int
新型コロナ悪化の報告なし WHO、「イブプロフェン」服用への注意修正
3/20(金) 19:08配信
【追加情報2】厚生労働省もイブプロフェンはダメとは言えないとのこと
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00004.html#Q22
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