Ionic5(Angular)をわずかに改変してNetlifyにデプロイ(2020/3/28時点)

2020年3月28日

前回は、Windows10でIonic5の環境構築を行い、かなり迷いながら、デフォルトの”tabs” をNetlifyにデプロイしました。

Windows10でIonic5（Angular）の環境構築とNetlifyで公開

今回は、デフォルトの “blank”　を少しだけ改変して、その後、Netlifyにデプロイしたいと思います。

開発環境

Windows 10 Pro
Chrome
VisualStudioCode 1.43.2
git version 2.20.1.windows.1
nvm 1.1.7
Android Studio 3.5
node 13.12.0
npm 6.14.4
yarn 1.22.4
@ionic/cli 6.3.0
@ionic/angular 5.0.7
@angular/cli 8.3.25

新規Ionic5アプリの作成

C:/ionic/ フォルダをVisualStudioCodeで開き、Ctrl+@でターミナル画面を開き、以下を入力します。

ionic start

その後は、以下のように選んでいきます。6分くらいかかります。

? Framework: Angular
? Project name: ionic5-angular-blank
? Starter template: blank
? Integrate your new app with Capacitor to target native iOS and Android? No

以下を入力して、開発サーバを起動します。

cd ionic5-angular-blank
ionic serve

src/app/home/home.page.html　を、以下のように2か所、変更すると、自動的に画面が更新されます。

Ionic4までと異なり、やはり画面は真っ黒だし、”ion-header”と”ion-content”の挙動もIonic4までと異なっているように見えます。また、 [transluscent]=”true”とか、[fullscreen]=”true”とか、見たことのない文字が出てきています。

Ctrl +C => y + Enter　で開発サーバを停止します。

GitHubへpush

　 https://github.com/new で、新規リポジトリを以下のように作成します。

以下を参考に、ローカルのパソコンのVisualStudioCodeのターミナル画面から、GitHubへpushします。

git add .
git commit -m "ion-header and ion-content"
git remote add origin https://github.com/adash333/ionic5-angular-blank.git
git push -u origin master

https://github.com/adash333/ionic5-angular-blank を更新すると、以下のようにpushされています。

Netlifyにデプロイ

https://www.netlify.com/ にログインして、画面右上の、”New site from Git”　をクリック し、その後、先ほどの、ionic5-angular-blank を選択します。

Build Commandは、

npm run build -- --prod && echo '/* /index.html 200' >> www/_redirects

public directoryは、

www/

残念ながら、以下のようなエラーが出てデプロイできません。

 Could not find plugin "proposal-numeric-separator". Ensure there is an entry in ./available-plugins.js for it. (While processing: "/opt/build/repo/node_modules/@babel/preset-env/lib/index.js")

package.jsonの変更

package.jsonの”dependencies”: { } の中に、以下を追加します。

"@babel/compat-data": "7.8.0"

（変更前）

（変更後）

その後、ターミナル画面で以下を入力します。

npm install

git add .
git commit -m "@babel/compat-data"
git push

package.jsonの変更後、上記ひょうにgit pushすると、自動的に、Netlifyの再デプロイが始まります。

うまくいったようです。

　 https://awesome-brattain-96ab2e.netlify.com/

画面が黒くなるのは自分でパソコンやChromeなどを『darkモード』にしている人のみ

私はWindowsの設定を、darkモードにしていたので、Ionic5の画面が真っ黒になっているのでした。

darkモードにしていなければ、普通の白い画面となります。

なお、Windows10でのdarkモードの設定方法は、 https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1912/19/news028.html 　が分かりやすいです。

ソースコードとDEMOサイト

ソースコード
https://github.com/adash333/ionic5-angular-blank
DEMOサイト
https://awesome-brattain-96ab2e.netlify.com/

初めてのIonic5にお勧めの本