『まんがで知る未来への学び: これからの社会をつくる学習者たち 』(全3巻)はマンガとしても非常に面白い子育て本!!
人口減少危機の町を舞台に、令和時代の教育、そして、社会のあり方について面白く分かりやすく説明しているマンガ。
章ごとに、
- マンガ
- 文章で解説
- 推薦図書(主にビジネス書)とその解説
といった構成となっています。マンガ自体がドラマチックで面白く、
情報化社会の次の時代である、何が起こるかわからないSociety 5.0を楽しく生き抜くためのヒント
がたくさん散りばめられており、全ての人にお勧めの本です。
この本を読んだきっかけ
2018年まではプログラミングや機械学習の入門書が楽しくて読んでいたのですが、なぜか興味を失ってしまっています。そして、2人目の子が生まれてから、なぜか、子育て本を読むようになりました。
子育て本を何十冊か読んだ後、『学校の先生用の本が子育ての参考になるのではないか』と思い、Kindleで目にとまったのが『まんがで知る教師の学び: これからの学校教育を担うために』でした。これがあまりにも面白くて、勢いで『まんがで知る未来への学び: これからの社会をつくる学習者たち 』(全3巻)を一気に読んでしまいました。かなりの出費でしたが、値段分の価値はあると思っています。
生徒全員にタブレット1個ずつ用意を馬鹿にしていた自分を反省
政府による『GIGAスクール構想』では、
2023年度までの児童生徒1人1台PC端末
と、教室内の無線LAN整備をするという目標を掲げています。個人的に、そんなことをしても意味が全く無いのではと思っていましたが、この本を読んで反省しました。
授業中に生徒1人につき1台PCがあれば、
- インターネットで情報を得る
- 集めた情報を仲間に見せ合い、比較・分析して考察する
- 集めた情報をもとに話し合い、「主張」「理由」「根拠」の構造を整理する
- 全体に対して自分達の考えを論理的に説明
- 学んだ内容や自分達の学びかたを振り返って文章にすることで知識化する
のように、『協同』的な学びを提供しやすいとのことです。これは2人に1台ではダメですね。
もちろん、上記の1から3までの時間は、25分だったり、数か月だったり、また情報を集めるためには、図書館で本を読んだり、外に出て他の人にインタビューしたり、いろいろな場所を見学したりとバラエティに富むとは思います。ただ、1つのテーマにじっくり取り組むだけでなく、短時間(50分程度で上記の1から5まで終える)で、ある程度の結果を出す訓練のためには、『生徒1人に1台のPC』は必要であると思います。
しかし、くれぐれも、『学校専用仕様』の、型落ちで馬鹿高く、ゆっくりすぎて、エラーばかり吐いて動かないタブレット端末を購入するようなことはやめてもらいたいです。多額の税金を投入するので、国産(それでも中身は中国製?)のものを購入してもらいたいですが、、、
学習指導要領、STEAM教育から高齢化社会やSDGsまであらゆるテーマを分かりやすく説明
『社会をよくするために次世代を育てる』という信念のもと、『そのためには理想とする社会とは何か』ということで、社会のあらゆるテーマを扱っている感じです。
ぜひ、本書で紹介されているお勧め書籍も読んでみたいと思います。それをどのように私の人生に活かすか、、、
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません