相対的瞳孔ブロック
相対的瞳孔ブロックの相対的って何?
p168
7A66
メチル硫酸ネオスチグミン配合薬
製品例 : ミオピン点眼液
ChE阻害薬
ジスチグミン臭化物
製品例 : ウブレチド錠
ウブレチド点眼液
悪性緑内障には、ピロカルピン(商品名サンピロ)禁忌。
水晶体が前方移動して、隅角がさらに狭くなるから。
散瞳
縮瞳
何筋か?
何受容体か?
ピロカルピン、抗コリンエステラーゼ薬
p154
<16A60>抗緑内障点眼薬の副作用で正しい組み合わせは?
(a)△? 塩酸ブナゾシン(商品名デタントール:α1受容体選択性遮断薬)は、a1受容体をブロックするので、縮瞳しそうな気もするが、、、
http://www.santen.co.jp/medical/common/pdf/info_package/chuui/detantol.pdf
によると、「同じa1遮断薬のコリナンシンやダピプラゾールが点眼で眼圧下降作用を有することが知られていま
したが、強い眼局所に対する刺激性や縮瞳作用のため臨床応用されるまでに至りませんでした。」とのこと。
しかし、デタントールの副作用の欄には、「縮瞳」の記載なし。
(b)○? 塩酸エピネフリン
http://takeganka.exblog.jp/4760031/
によると、昔、「エピスタ」という商品名で、開放隅角緑内障に用いられていたらしい。
添付文書は見つからず。手術中に商品名ボスミンを点眼することはあるが、、、
怪しいサイトではあるが、
http://www.emedicinehealth.com/drug-epinephrine_ophthalmic/article_em.htm
によると、エピネフリンによるアレルギーは副作用として指摘あり。
(っていうかあらゆる薬の添付文書の副作用のところに「本剤に過敏症・・・」なんて記述が必ずあると思うのではあるが、、、)
蛇足だが、ミドリンPは、トロピカミド(商品名ミドリンM:アセチルコリン受容体阻害薬)+フェニレフリン塩酸塩(a1選択的刺激薬)
(c)×塩酸ドルゾラミド(商品名トルソプト):CAI(炭酸脱水酵素阻害薬) 点眼薬に尿路結石の副作用の報告なし。
CAI内服(アセタゾラミド:商品名ダイアモックス)の副作用としては尿路結石の報告あり。
(d)○ベタキソロール(商品名ベトプティック):β1 blocker。副作用として心拍数減少。
(e)○イソプロピルウノプロストン(商品名レスキュラ):プロスタグランジンF2α誘導体。副作用として眼瞼皮膚色素沈着。
http://takeganka.exblog.jp/4760031/ 緑内障点眼薬の歴史
http://takeganka.exblog.jp/9825792/
蛇足ではあるが、、、
ザラカム(1日1回点眼)=チモロール(beta blocker、商品名チモプトール)+ラタノプロスト(商品名キサラタン)
コソプト(1日2回点眼)=チモロール(beta blocker、商品名チモプトール)+ドルゾラミド(商品名トルソプト)
(3) α1受容体選択性遮断薬
ブナゾシン(商品名デタントール)
作用:経ぶどう膜強膜房水流出の増加
用法・用量:デタントール0.01% 1日2回
主な副作用:結膜充血
その他の注意:α1 遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1 遮断作用によると考えられる術中虹彩
緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)があらわれるとの報告がある。
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/glaucoma2-7.pdf
日本眼科学会緑内障ガイドライン(第2版)補足資料1
http://park12.wakwak.com/~pharma1/textbook/Autonomic/Autonomic.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Autonomic_nervous_system
http://adash.honesta.net/2001m1/memo/index.html#3 アドレナリン受容体、アセチルコリン受容体のサブタイプ
眼科プラクティス6p128によると、古典的には、
(1)交感神経(ノルアドレナリン)→瞳孔散大筋の収縮
(2)副交感神経(アセチルコリン)→瞳孔括約筋の収縮
により、瞳孔径が調節されていると思われていたが、最近は、
(3)交感神経、副交感神経、三叉神経や炎症物質、ペプチドなどさまざまな神経や物質が複雑な相互作用を持っている
と考えられている。
ACE
ACEといえばサルコイドーシス!!!
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/sarcoidosis.jsp
血中ACE値と血圧との間に関連性はない。