2015/11/22
最近、近視コントロールの16の方法についての結果をまとめたメタアナリシスが出ましたので、ご紹介したいと思います。
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アトロピンやピレンゼピンが効果的
Efficacy Comparison of 16 Interventions for Myopia Control in Children
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26826749
30のランダマイズドコントロール試験で、5422眼を解析。
プラセボや単焦点メガネに比べると、
- 1%または0.5%アトロピン (屈折変化: 0.68、眼軸長変化: 0.21)
- 0.1%アトロピン (屈折変化: 0.53、眼軸長変化: 0.21)
- 0.01%アトロピン (屈折変化: 0.53、眼軸長変化: 0.15)
は近視進行を著名に抑制した。
- ピレンゼピン (屈折変化: 0.29、眼軸長変化: 0.09),
- オルソケラトロジー (眼軸長変化: 0.15)
- マルチフォーカルコンタクトレンズ (眼軸長変化: 0.11)
は、中等度の効果を示した。
累進多焦点眼鏡(屈折変化: 0.14、眼軸長変化: 0.04) はわずかに効果を示した。