『働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる』を読んで日本の終身雇用制度も悪いのかなと考えが変わりつつある自分に驚愕した
最近、Kindleで本を何冊か読んでいるのですが、Kindleなのに『積ん読』(つんどく)状態になり、やばいので、とりあえず、1冊ずつ、買った本を読んで読書感想文を書こうと思ったので、書きます。自分用のメモです。
今回は以下の本。
この本を読んだきっかけ
Wifiルーターを調べていたら、以下の記事を見つけました。
読んでいて面白かったので、下の方を見てみたら、こんな記事が目に入ってしまった!
この記事があまりに面白過ぎたので、他の記事もたくさん読んでしまったのだが、その中で、『働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる』がお勧めされていたので、自分も読んでみたくなった次第です。
本を購入する前にアマゾンのカスタマーレビューを読むと橘玲氏が直接執筆したのではないとわかるが、本文はかなり読みづらい
私は、ほとんどの本をKindleで購入していますが、購入する前にアマゾンのカスタマーレビューを読むくせがあります。カスタマーレビューだけ読んで購入しない本もあります。
そこにも書いてあったのですが、本書の最後の一文は、以下のように記載されています。
本書はライター山路達也さんにインタビューをまとめてもらい、それに加筆しました。 2019年2月
重要な文言を一番最後に持ってくるあたり、『本を売るのが上手』と感心してしまいます。
まず、『はじめに』のところから、『エンゲージメント指数』(会社への忠誠度のようなもの)が何%とか何%とかだらだら始まり、読みたくなくなってしまいます。挙句の果てに『2 前近代的な身分制社会・日本』の章では『戸籍制度の弊害』として『日本人なのに日本人でないひとたち』『親なのに親でなくなる制度』『日本の戸籍制度では重婚もできる』と、なんか気持ちが悪く感じる文章の連続で、最後まで読み通せるかといった感じでした。
また、論理展開がむちゃくちゃで、おそらく、
AならばB、B’ならばC、だから、AならばCだ
みたいな文章が延々と続いていました。
ですが、『3 会社や管理職はなくなるのか?』『4 未来世界で生き延びる方法』『おわりに 日本の未来は明るい』は読みごたえ十分です。
本書を読んで働き方1.0『年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行』は本当に終わるのかと感じました
本書では、『はじめに』 の一番最初で、以下のように働き方1.0から5.0まで定義しています。
- 『働き方1.0』:年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行
- 『働き方2.0』:成果主義に基づいたグローバルスタンダード
- 『働き方3.0』:プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型
- 『働き方4.0』:フリーエージェント(ギグエコノミー)
- 『働き方5.0』: 機械がすべての仕事を行うユートピア/ディストピア
個人的に、日本の終身雇用制度がこれからも続けばよいと思っていましたが、この本を読んで、考え方が変わりました。この本を読んだあと、『未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること 』を読み、雇用の流動化は避けられない状況なのかもしれないと思いました。もう少し考えてみたいとは思いますが。。。
雇用の流動化で喜ぶのは、上級国民である『2代目3代目以降の経営者』と、『派遣会社』ということは明らかだと考えますが、この本を読むと、『被雇用者』にとっても、雇用の流動化の以下のメリットがあるように思えてしまいます。
<雇用の流動化の被雇用者にとってのメリット>
- 嫌な上司に何十年もこびへつらう必要がない
- 自分にむいていない仕事をおしつけられて過労死するリスクが減る
- 同一労働同一賃金を同時に行うことができれば、定年の60歳以上になっても仕事を続けやすいかもしれない
あれ?被雇用者にとってはあまりメリットないかな?
<雇用の流動化の経営者にとってのメリット>
- 今までの終身雇用の正社員というものがいなくなり、社員がすべて派遣社員のようになり、いつでもレイオフできる(モノ扱いですね。。。とほほ。。。)
私はサラリーマンしか経験したことがないので、正直、よくわかりません。日本政府は同一労働同一賃金を推進しており、そういう流れになっていく可能性が高いと感じています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html
Netflix(映像配信会社)では会社に不要なら即解雇、Googleは自分より優秀なひとだけ雇うという人事戦略
本書の第1章では、
途中
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