【不動産投資の本12】『不動産屋の8割は詐欺師である』は、不動産価格の推移を予測するために世界経済をチェックし分かりやすく説明
YouTubeで上の動画を見て、とりあえず、手元(Kindle)にあった以下の本を読んでみました。とりあえず、上記YouTueは、不動産投資をする人も、しない人にも、超おすすめです。上記YouTubeの後編はこちらです。
日本の不動産価格は2023年現在上昇中
特に新築マンションの価格は、2022年では、2005年と比較して2倍以上に跳ね上がってしまって、とてもではないですが、都心にマンション一室購入なんて、金持ちじゃないと無理な話になぅてしまっています。
第一章 不動産屋の8割は詐欺師である
- 不動産投資セミナーには、ほぼ、不動産屋や建築会社がくっついていて、特に高額有料セミナー受講者は、セミナー終了時にはすっかり洗脳
- 本当においしい情報はわずかであり、参入障壁が必ずある
- 不動産投資本の95%は有害、なぜなら、そのほとんどが、「自費出版」であるから。
第二章 営業トーク「オリンピックで景気が良くなります」
2011年から本書出版の2018 年にかけて、土地や株が上がっている理由として、著者は以下のように述べています。
「マイナス金利政策」と、それによる「円安」
「街の銀行」が「日本銀行」にお金を預けたときの金利がマイナスになった
→ 「街の銀行」が「日本銀行」にお金を預けるのをやめて、一般市場に貸し出す
→ 「街の銀行」が、一般企業ではなく、「不動産取引」にお金を貸し出す
→ 不動産市場にお金が流入するので、不動産価格が上昇する
とともに、
政策金利が低くなる
→ 政策金利が高い通貨(例えばUSD)へお金が移動することにより、円安になる
→ 外国人投資家にとって、日本の不動産が、割安になる
→ 外国人投資家が、日本の不動産を買いまくる
→ 日本の不動産価格が上昇する(円建てでも、ドル建てでも)
なお、日本の株も、円安の影響で外国人投資家に買われまくり、
2018年時点で、東証一部の投資家の60%以上が、外国人
とのことです。やばいですね。
また、
年間68万人の労働人口が、毎年日本から消失
これは、2年半で大阪市の人口に相当する働く人がいなくなるということだそうです。やばいですね。
第三章 夢のマイホームは資産という幻想
資産と負債の定義について、ChatGPTは以下のように答えます。
つまり、
資産とは、持っていることで、お金を入れてくれるもの
です。本書は、マイホームを購入し、35 年ローンを払い終え、子供に相続させるまでのシミュレーションを行い、
マイホーム(都内23区内で5千万円の建売住宅、土地が2000万円)は賃貸と比べて金銭的には約800万円得
であるけれど、以下の重大なリスクがあると主張しています。
- 隣人に変な人が住んでいるリスク
- 土地の値段が下がってしまうリスク
- 長期金利が上がるリスク(住宅ローン金利が上昇するリスク)
3つめの長期金利上昇リスクについて、分かりやすく説明がされていました。
著者によると、2018年時点で、日本国債関連のデータは以下のようになっているそうです(ソースが明示されていたらなおよかったと思いたましたが、これもChatGPTに聞けば簡単に調べられるかもしれません。)。
日本政府の借金:1100兆円(2016年)
日本政府の借入の原資は日本国債
日本国債の購入層のメインは、日本国民
日本国民全体の貯金:1400兆円
日本国民全体の借入:400兆円(住宅ローン、学業ローンなど)
日本国民全体の純金融資産:1000兆円
つまり、日本政府の借金は、日本国民全員のお金を没収しても、埋められない。つまり、返せる見込みが低くなった。
とのことです。それに呼応してか、2016年頃、日本国債の格付けが、中国と韓国より下になったと書いてありました。私は2023年にこの本を読むまでその事実を知らず、驚愕したので、調べてみました。以下に結果を記載しました。
https://i-doctor.sakura.ne.jp/font/?p=51047
この本の面白いところは、不動産価格の推移を予測するために世界経済をチェックし分かりやすく説明している点
著者は、
台湾有事
を含む、日本のカントリーリスクがあるため、外国人投資家は、日本の土地の大規模開発を行わないとYouTubeで述べています。
また、不動産屋の間でも、台湾有事が起こると、日本の不動産価格が下落するのではないかと噂されていると、著者は主張しています。
本書を読んで、
世界のニュースを英語で仕入れるようにしないといけないのかも
と思いました。よさげな、世界ニュースの翻訳サイトとかないかなあ?
そんな中で、こんなフレーズがある本を見つけました。
投資で勝ちたいのであれば、「世界の視点から、金融市場のマネーの流れをつかむこと」に何よりも力を注ぐ必要がある
以下の本です。早く読みたい、、、
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