日本企業は「博士号取得者」を活かせないとコメントする人がいるけれど、、、

例えば、以下のような記事
「博士号取得者」を活かせない「日本企業」に決定的に欠けている「マネジメント能力」 2025.5.19
記事の内容は、
- 日本企業は人材に投資しない
- 会社に就職後、日本人は勉強しない人が多い(→これが事実かどうかはさておき、成人の読書時間は国際比較で短いというデータを見たことがあります)
- 日本企業は、(主に日本の)博士号取得者をマネジメントする能力がない(もちろん、アメリカの博士号取得者をマネジメントする能力がないのは仕方ないですが、そもそも、給与的に、2025年現在、アメリカの博士号取得者が日本企業への就職を考えるとは思えません。もちろん、将来的にはありえるかもしれませんが。)
といっており、私も同意見です。
しかし、博士号を取得した人の中で、お金を稼ぐ力のある人は、アメリカと日本を比較すると、
(日本の博士号取得者で、稼ぐ力のある人の割合)<(アメリカの博士号取得者で、稼ぐ力のある人の割合)
ではないかと、個人的に思います。なぜかと言うと、2025年現在、
サラリーマンとして高収入を目指す場合、アメリカでは博士号必須だが、日本では不要どころかむしろ邪魔まである
からです。
高収入を目指す、つまり、お金を稼ぐ意思の強い人達の多くは、日本では大学卒業後に即就職を目指す
からです。なお、2010年前後に私も理系のなんちゃって博士号を取得しました(正確には、取得させて頂いた)が、たしかに、英語論文を読む力はつきましたが、自分の力だけで新製品の提案、開発(研究)、なんてとてもではないができません。修士を終えた時点で博士号に進んだ、私の周囲(非常に狭い範囲での)では、
「研究者になりたいから博士課程に行く」
という人がほとんどで、
「博士課程に進んで、修士課程よりもさらに専門知識を積み上げて、その専門知識を活かして大金持ちに、俺はなる!」
という人は皆無でした。
アメリカでは、サラリーマンとして高収入を目指すのならば博士号取得が必須
と思ったので、ChatGPTに聞いてみました。以下のような感じらしいです。

■ 博士号が高収入に結びつく理由(特定分野)
- 高度専門性が求められる職種
- 研究職、医薬・バイオテクノロジー、AI・機械学習、経済学・統計、大学教員などは、博士号がほぼ必須。
- これらの分野では、博士号保持者がプロジェクトリーダーや主任研究者など高待遇ポジションに就く。
- 昇進やポジション競争の優位性
- 博士号を持っていることで、同僚と差別化でき、マネジメントや上級専門職(Principal Scientistなど)への昇進がしやすい。
- 業界による給与格差
- 博士号保持者は統計的に、生涯賃金が修士・学士よりも高い(U.S. Bureau of Labor Statistics調べ)。
- 特にSTEM(科学・技術・工学・数学)分野では、博士の年収中央値が10万ドルを超える職も珍しくない。
■ ただし、博士号が必須でない高収入キャリアも多数ある
分野 | 学位要件 | 高収入可能性 |
---|---|---|
ソフトウェア開発・IT | 学士〜修士(実力重視) | 非常に高い(20代で年収20万ドルも) |
ファイナンス(投資銀行、PE) | 学士〜MBA | 非常に高い |
マネジメント職(上場企業幹部など) | MBAまたは実務経験重視 | 高い |
医師・弁護士 | 医学・法学博士(PhDとは別種の職業博士) | 非常に高い |
■ なぜ「博士号=高収入」と思われがちなのか?
- 日本との比較での印象差
- 日本では博士号の待遇が低く、「研究職=薄給」のイメージがあるため、アメリカの博士高収入が際立つ。
- アメリカの博士課程は選抜性が高く、教育も厳格
- 入学時点で給与(TA/RAなど)が出ることも多く、「博士=職業訓練」という意識がある。
- 高度専門職の社会的地位が高い
- 特に大学教員、研究機関、GoogleなどのR&D職などでは「Ph.D.持ち=トップ人材」とみなされる。
■ まとめ
- 一部の業界(R&D、大学、バイオ、AI等)では博士号が高収入に直結する。
- ただし、ビジネス、IT、金融などでは学士・修士+実力で十分に高収入は可能。
- **「アメリカで博士号が必須」というよりも、「高収入かつ専門性が必要な分野では博士号が有利」**というのがより正確です。
だそうです。
日本では、サラリーマンとして高収入を目指す場合でと博士号は不要、むしろ時間の無駄
こちらもChatGPTに聞きました。

■ 日本で博士号が高収入に直結しない理由
1. 大企業の昇進・年収モデルが年功序列+総合職中心
- 日本の多くの大企業では、**専門性よりも「総合職としての社内適応力・調整力」**が評価されます。
- 博士号による高い専門性よりも、社内の異動やマネジメント経験の方が昇進に影響。
- 入社後の処遇も、学部卒・修士卒・博士卒で大きな差はつかない(むしろ「博士=年齢が上」なので不利になる)。
2. 博士卒は就職市場で敬遠されがち
- 企業側から見れば、博士卒は「年齢が高くて扱いづらい」「専門外の仕事を嫌がるのでは」といった懸念。
- そのため、**学歴が高すぎると逆に就職や転職で不利になる「オーバースペック問題」**が生じる。
- 博士課程在籍中に民間就職を目指す学生の多くが苦労している実態もある。
3. 日本企業のR&D投資が少ない
- アメリカと比べ、日本の民間企業は研究開発(特に基礎研究)への投資が少なめ。
- 博士号が生かせる職場が限定的(大学・一部の大手企業・研究機関など)。
- 結果として、博士号を活用できるポスト自体が少なく、需要が限定的。
4. 収入面でのリターンが小さい
- 文部科学省や労働省の調査でも、博士号保持者の平均年収は修士卒と比べて大きな差がないか、むしろ劣る場合がある。
- 博士課程に3〜5年費やす間、社会人経験を積む学部卒・修士卒が昇進・昇給を重ねるため、生涯年収で逆転されやすい。
5. 大学・アカデミアの雇用不安定さ
- 博士号取得後に大学教員を目指すルートも、ポストが少なく、**「ポスドク地獄」**と呼ばれるほど雇用が不安定。
- 専任教員の枠が少ないため、非正規・非常勤講師として働く博士号取得者も多い。
■ 結論
「サラリーマンとして高収入を目指すなら、博士号は不要」
という考えは、日本の就職市場と企業文化を踏まえた合理的な判断です。
- 学士・修士で早期に就職 → 社内昇進・転職 → 管理職・部長・役員 というルートが王道。
- 博士号は「研究職」「教育職」などの限られた分野以外では、コストパフォーマンスが低いのが現実です。
そうそう!何となく思っていたことをChatGPTがまとめてくれました!(なんちゃって、、、)
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