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EZRでone-way ANOVAを行い、論文にF値とDf値を記載する方法

2019年10月12日

連続変数の2群の比較は、『t検定』

連続変数の3群以上の比較は、『one-way ANOVA』

『分散分析』とは、3群以上の群の母平均を検定する分析のこと

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Google ColaboratoryでRを使用する方法については以下をご覧ください。

一元配置分散分析one-way ANOVAとは

一元配置分散分析(one-way ANOVA)とは、一つの因子に基づく『3つ以上の母平均の差の検定』のことです。
(参考:一元配置分散分析 (対応なし) F値の算出方法

EZRでone-way ANOVA

4群があり、VEGF164の値があるとします。このVEGF164に差があるか、EZRでone-way ANOVAを行います。

csvデータをEZRに取り込んだ後、

『統計解析』>『連続変数の解析』>『3群以上の間の平均値の比較(一元配置分散分析one-way ANOVA)』

図1:EZRでのone-way ANOVA

以下のように、目的変数、比較する群などを選択して、OK

図2:one-way ANOVAの設定

EZRでone-way ANOVAの結果の見方と論文での表記方法

上記操作により、以下のような表示が出ます。

図3:one-way ANOVAの結果の箱ひげ図

箱ひげ図でも、棒グラフでも、選択できます。これはこのままfigureに使用できます。

図4:one-way ANOVAの結果1

出力画面のところを、少し上に行き、summary(AnovaModel.xxx)のところまで行きます。

図5:one-way ANOVAの結果2

図5のような結果になった場合、論文には、

one-way ANOVAで4群間に有意差あり(F(3,26)=7.14, p=0.00119)。

と記載するそうです。また、図4の下の方の表から、

1Dと3Bで有意差あり(p=0.0183)
3Bと4Aで有意差あり(p=0.0044)

ということができ、図3の箱ひげ図の部分に、『*』などを記載するとよいと思われます。

図6:Bonferroniによる各群間の差のp値

なお、図5の、summary(AnovaModel.3)の下にある表が

分散分析表

となります。分散分析表なんて意味わかりませんが、こちらのサイトによると、以下のような表だそうです。one-way ANOVAの計算をするときに、この表を順番に埋めていくそうです。

図6:分散分析表

論文での記載方法

以下のサイトが具体的で分かりやすいです。

https://ultrabem-branch3.com/english/paper/results_statistics

英語論文: 統計に関連した表現の文例集
UB3/english/paper/results_statistics

このページの最終更新日: 2019/07/30

参考リンク

https://haru-reha.com/ezr-anova/

EZRで分散分析(ANOVA)を行う方法 | 深KOKYU

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