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AppleWatchアプリを作ってみる(6)音を出すアプリを作ってみる

2021年10月12日

前回はアプリに画像を入れてAppleWatchじゃんけんアプリを作成しました。

今回は、以下の

今回は、SwiftUI対応 たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座 Xcode 12/iOS 14対応 単行本 – 2021/2/1を写経して、「音出しアプリ」を作ってみたいと思います。この本はiPhoneアプリ作成入門の本ですが、ほとんどそのまま、AppleWatchアプリ作成にも使えます。

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ソースコード

ttps://github.com/adash333/AppleWatch-Sound

AppleWatchアプリを作ってみる 目次

開発環境

MacBookAir (M1, 2020)
macOS Big Sur 11.6
Xcode 13.0
git version 2.30.1 (Apple Git-130) (最初から入っていたもの)
xcode-select version 2384.
Homebrew 3.2.13
VisualStudioCode 1.60.2

iPhone12mini, iOS 15.0
AppleWatch Series 6, watchOS 8.0 

新規watchOSアプリの作成

  1. Xcodeを起動し、「Create a new Xcode project」をクリック
  2. watchOS > Watch App > Next の順にクリック
  3. 「Choose options for your new project」の画面が出てくるので、プロジェクト名を入力してNextをクリック(今回は、”Chord”という名前にしました。)
  4. 保存場所を選択する画面が出てくるので、Users > {ユーザ名} > src フォルダを選択して、Create をクリック
  5. CanvasのResume を押して、Previewを表示

すると、以下のような画面になります。

画像ファイルと音声ファイル(mp3形式)をAssets.xcassetsフォルダにドラッグ

いらすとやから音符の画像を3つダウンロードします。これらと、AppleWatchアプリを作ってみる(5)作曲アプリGarageBandでmp3ファイルを作成で作成した音声ファイル(c1.mp3, f1.mp3, g1.mp3)をAssets.xcassetsフォルダにドラッグします。

画像ファイル3つと、音声ファイル3つが保存されます。

HStackを用いて画像ファイルを縦に3つ並べる

Navitator AreaのContentVIew.swiftをクリックしたのち、

  1. カーソルを12行目 Text(“Hello, World!”) の前にカーソルをあわせて
  2. Toolbarの右側の、「Library追加ボタン」をクリック

Library追加画面で検索窓にVStaと入力し、下に出てくる vertical Stack をダブルクリックします。

以下のようになるので、VStack{}の中身に以下のように書き込みます。

        VStack {
            Text("音符をタップ!")
            Image("c")
                .resizable()
                .aspectRatio(contentMode: .fit)
            Image("f")
                .resizable()
                .aspectRatio(contentMode: .fit)
            Image("g")
                .resizable()
                .aspectRatio(contentMode: .fit)
        }

音源ファイルのFile inspector > Target Membershipの設定

音を鳴らすための準備をします。

Assets.xcassetsフォルダで、Commandキーを押しながら、c1, f1, g1を選択した状態で、「Show the File inspector」をクリックします(下図参照)。

その状態で、Target Membership の チェックボックスを全てONにします。私の場合は、

  • Chord (プロジェクト名)
  • Chord WatchLKit App

のチェックボックスがOFFになっていたので、ONにしました。

音を鳴らすためのファイルSoundPlayer.swiftを作成

NavitatorAreaでContentView.swiftを選択した状態(Chord WatchKit Extensionの中であればどれでもよいです)で、右クリック

WatchOS > WatchKit Class を選択した状態で、Nextをクリック

Class のところに、 SoundPlayer と入力し、Next をクリック

そのままCreateします(必要あるかわかりませんが、念の為、TargetsのチェックボックスはすべてONにしておきます)。

なにか聞かれますが、一応、Don’t Createにしておきます。

以下のような画面になります。

SoundPlayer.swiftを編集して、音を鳴らすコードを書く

AVFoundationをimportするのがポイントだそうです。

以下のように記載します。

import WatchKit
import AVFoundation
import UIKit

class SoundPlayer: NSObject {
    // cの音源データの読み込み
    let cData = NSDataAsset(name: "c1")!.data
    
    // c用プレイヤーの変数
    var cPlayer: AVAudioPlayer!
    
    func cPlay() {
        // c用のプレイヤーに、音源データを指定
        cPlayer = AVAudioPlayer(data: cData)
        
        // cの音源再生
        cPlayer.play()
    }
}

しかし、”Call can trhow, but it is not…”というエラーが出てくるので、func cPlay() {}の中身を

do {
    try メソッド呼び出し
} catch {
        // エラー処理
} 

構文で書き直します。

    func cPlay() {
        do {
            // c用のプレイヤーに、音源データを指定
            cPlayer = try AVAudioPlayer(data: cData)
            
            // cの音源再生
            cPlayer.play()
        } catch {
            print("cで、エラー発生")
        }
    }

なんか、SwiftUI対応 たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座 Xcode 12/iOS 14対応 単行本 – 2021/2/1を写経しただけで、いまいち理解していない感じですが、他のf1.mp3, g1.mp3についても同様のコードを記載します。

ContenView.swiftで画像をタップすると音声がなるようにコードを編集

Navitator AreaのContentView.swiftをクリックし、Canvasで一番上の画像を選択し、Inspector Areaの上の方の一番右側のアイコンをクリックした状態にします。

この状態で、Inspector Areaの一番下の Add Modifierをクリックし、tap で検索して、”On Tap Gesture”をクリックします。

Image(“c”)の後の方に、.onTapGesture {} が追加されるので、

.onTapGesture {
    soundPlayer.cPlay()
}

と記載します。

上記のように、”Cannot find ‘soundPlayer’ in scope”というエラーが表示されるので、struct ContentView’ View { の直下に以下を記載します。

// 音を鳴らすためのsoundPlayerクラスのインスタンスを生成
let soundPlayer = soundPlayer()

これで、Canvasでプレビューした状態で青い音符をタップすると、c1.mp3が再生されます。

同様に、f1.mp3, g1.mp3もタップで再生されるようにコードを記載します。

AppleWatch実機テスト

  1. iPhoneを有線でMacに接続
  2. iPhoneのロックを解除
  3. XcodeのToolbarの真ん中のあたりをクリックして、「x さんのApple Watch via x さんの iPhone」を選択
  4. Toolbarの左側にある三角ボタン(▲)をクリックして、実機用にビルドを開始

7−8分くらい待った後、また、CanvasでResumeを押したりして、ビルド開始から10分後くらいに、無事、AppleWatch実機でアプリを動かすことができました。毎回、ここのところは10分くらい時間がかかってひやひやします。無事、音も成りました。うれしい!

Watchアプリは画面が小さい分、単純なアプリしか作れないので、アプリ作成にかかる時間が短い気がします。なんとなく、、、本格的なアプリを作る場合は、時間がかかるのかもしれません、、、

ソースコード

https://github.com/adash333/AppleWatch-Sound

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