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AppleWatchアプリを作ってみる(7)HealthKitを設定して心拍数を表示するアプリを実機で動かす

2021年10月15日

前回は画像をタップすると音が出るアプリを作成しました。

今回はこちらのサイトを写経して、「心拍数を表示するアプリ」を作ってみたいと思います。

https://medium.com/display-and-use-heart-rate-with-healthkit-on/display-and-use-heart-rate-with-healthkit-on-swiftui-for-watchos-2b26e29dc566

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参考サイト

ソースコード

https://github.com/adash333/AppleWatch-HeartRate

AppleWatchアプリを作ってみる 目次

開発環境

MacBookAir (M1, 2020)
macOS Big Sur 11.6
Xcode 13.0
git version 2.30.1 (Apple Git-130) (最初から入っていたもの)
xcode-select version 2384.
Homebrew 3.2.13
VisualStudioCode 1.60.2

iPhone12mini, iOS 15.0.1
AppleWatch Series 6, watchOS 8.0.1 

新規watchOSアプリの作成

  1. Xcodeを起動し、「Create a new Xcode project」をクリック
  2. watchOS > Watch App > Next の順にクリック
  3. 「Choose options for your new project」の画面が出てくるので、プロジェクト名を入力してNextをクリック(今回は、”Chord”という名前にしました。)
  4. 保存場所を選択する画面が出てくるので、Users > {ユーザ名} > src フォルダを選択して、Create をクリック
  5. CanvasのResume を押して、Previewを表示

すると、以下のような画面になります。

プロジェクトにHealthKitを追加

【Xcode】HealthKitデータの読み込み・書き込みの設定方法についてをそのまま写経します。やることは3つだそうです。

  1. info.plist に“Privacy – Health Update(/Share/Record) Usage Description”を追加(全部で3つ)
  2. プロジェクト > TARGETS > {プロジェクト名} WatchKit Extension > General > Frameworks, Libraries, and Embedded Content に”HealthKit.framework”を追加
  3. プロジェクト > TARGETS > {プロジェクト名} WatchKit Extension > Signing & Capabilities で、”+ Capability”をクリックして”HealthKit”を追加

info.plist に“Privacy – Health Update(/Share/Record) Usage Description”を追加(全部で3つ)

info.plistに以下の3つを加えます。ヘルスケアデータはプライバシーなので、許可を得る必要があるみたいです。この操作は面倒です。

  • Privacy – Health Update Usage Description
  • Privacy – Health Share Usage Description
  • Privacy – Health Record Usage Description

info.plistをクリックしたのち、”Information Property List”の右側にカーソルを持ってくると、「+」ボタンが表示されるので、その「+」ボタンをクリックします。

以下のような画面になるので、テキスト入力欄に、

Privacy – Health

のように入力します。

下の方の選択肢が変化するので、

Privacy – Health Update Usage Description

をクリックします。

Privacy – Health Update Usage Description

の右横のValueのところに、

write health data

と入力します。以下のようになります。

同様に、また、”Information Property List”の右側にカーソルを持っていって、「+」をクリックして、

Privacy - Health Share Usage Description

を追加します。Valueには

read health data

と記載します。同様に、

Privacy - Health Record Usage Description

も追加します。最終的に以下のようになります。

プロジェクト > TARGETS > {プロジェクト名} WatchKit Extension > General > Frameworks, Libraries, and Embedded Content に”HealthKit.framework”を追加

下図のように、HeartRate(プロジェクト名) > TARGETSの”HeartRate Watchkit Extension” > General の順にクリックし、”Frameworks, Libraries, and Embedded Content “の下の「+」ボタンをクリックします。

下図のように、”Choose frameworks and libraries to add:”の画面が出てくるので、Search のところに、”HealthKit”と入力して、

HealthKit.framework

を選択して、Add をクリックします。

以下のようになります。(私の環境では、 HealthKitUI.frameworkは見つけられませんでした。)

プロジェクト > TARGETS > {プロジェクト名} WatchKit Extension > Signing & Capabilities で、”+ Capability”をクリックして”HealthKit”を追加

図の順番にクリックしていきます。

Capabilitiesが開くので、 HealthKit をダブルクリックします。

以下のような画面になります。

ここまでで十分疲れてしまったので、今回は、何も考えずに以下のコードをコピペしてみたいと思います。

最後に測定された心拍数を表示するコードをコピペ

本当はちゃんとやりたいのですが、疲れてしまったので、今回は、

https://github.com/amorosoluciano/SwiftFun/blob/master/ContentView.swift

のコードをコピペしました(爆)

Canvasでは 0 bpmです。実機で動かしてみたいと思います。

iPhoneをmacに有線で接続してAppleWatch実機でプレビュー

Toolbarの真ん中のところをクリックして、「x さんのApple Watch via x さんのiPhone」を選択してから、Toolbarの左側の「▲」ボタンをクリックして数分待ちます。

今回、私の場合は、

  • 7日間で10回以上アプリをインストールしたのでエラーと言われたため、新規AppleID(3個目)を作成し、XcodeのPreferences…のところに追加し、さらに、古いAppleIDを、Xcodeから削除しました、
  • AppleWatchに既に3個のアプリをインストールしていたのですが、「無料アカウントでは、これ以上AppleWatchにアプリをインストールできないので、AppleWatchアプリをアンインストールしてください」と言われたので、3個のアプリのうち2個を、AppleWatchから削除しました。

AppleWatch実機にアプリがインストールされると、まず、ヘルスケアデータへのアクセス許可を求める画面が表示されますので、全てON(許可)にします。

その後、以下のような画面にはなったのですが、最初はずっと 0 bpmのままで、これはだめかな、、、と思って1日過ごしていました。

AppleWatch上で、一度アプリを終了したのち、再度起動すると、心拍数が表示されました

一度アプリを終了したのち、再度、アプリを起動すると、ちゃんと心拍数が表示され、更新され続けました。うれしい!

ただ、本当にコードをこぴぺしただけなので、次回は、もう少し、コードを読みながら写経してみたいと思います。

SF Symbolsを使って少しだけコードを書き換えてみる

SSwiftUIでアイコンを使いたいときはSF Symbolsが利用可能です。事前の準備は不要で、

Image(systemName: “heart.fill”)

のような形で利用します。どのようなものがあるのかについては、

https://developer.apple.com/design/resources/

の下の方の、
Download SF Symbols 3
をクリックしてダウンロードし、macにインストールしたのち、Launchpadからアプリを起動すると、見ることができます。

インストール方法ですが、ダウンロードされた SF-Symbols-3.dmg をダブルクリックすると、以下の画面になるので、SF Symbols.pkgをダブルクリックします。

あとは画面に従ってインストールします。

インストール後、Launchpadから、SF Symbolsを起動すると

以下のような画面が出てきて、右上の検索窓に heart などと入力すると、以下のように、ハートマークがいろいろ表示されます。使用するときには、マークの下に書いてある文字列を用いて、以下のように記述します。

Image(systemName: "heart.fill")
.font(.system(size: 50))
.foregroundColor(.red)

今回は、

Text("❤️")
.font(.system(size: 50))

のところを、

Image(systemName: "heart.fill")
.font(.system(size: 50))
.foregroundColor(.red)

で書き換えてみました。

ソースコード

HeartRate

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