おすすめのビットコイン入門書2018年版
目次
ビットコインはただのデジタルデータであり、紙くずにさえならないのに、一時的とはいえ、1ビットコイン=100万円もの値打ちがついたのか、疑問に思っている方が大多数だと思います。
その答え近づく方法として、通貨の歴史や、「モノの価値」についての本を読んでみるのが一つの手だと思います。
また、「通貨」は、「皆が価値を認めるもの」「偽造できないもの」「壊れにくいもの」などがある程度の必要条件だと思われますが、一応、ビットコインがどのような仕組みでその条件を満たしている(と信じられている)のかは、「ブロックチェーン」(分散台帳技術)について、解説されている本を読むのがよいと考えます。
ちょうどテレビ広告「なんでビットコイン取引はcoincheckがいいんだい?兄さん」でビットコインが有名になった2017年12月に1BTC=220万円もの値を付けた後、2018年2月現在、ビットコインの価格は1BTC=80万円台まで下がっています。慌てず、上記についてある程度理解してから、実際にビットコインの取引をやってみるので十分ではないかと思われます。
貨幣 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A8%E5%B9%A3
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)(2017/11/29)
2018年1月に、電車の中吊り広告で気になってしまって購入して読んでみました。通貨の歴史から始まって、ビットコインに価値を感じる人がなぜいるのか、また、モノの「価値」について、それが時代によって変化することについても説明されています。
「通貨」がない時代から、「通貨」の時代へ。
「金(Gold)」に裏付けされた「通貨」から、「金(Gold)」に裏付けのない「中央銀行の信用」にのみ裏付けされた「通貨」へ。
「中央銀行の信用」に裏付けされた「通貨」と、「ブロックチェーン技術に対する信用」にのみ裏付けされた「仮想通貨」の共存している現代。
未来に重んじられる「価値」は、現代重んじられている「価値」とは変わっている可能性はある。
という話の流れだったかと思いますが、もっと他にも大事なことがたくさん書いてあったような気がします。ちょっと内容が多くて、1冊読むのに3日くらいかかりましたが、
「ビットコインはただのねずみ講でしょ!」
という方にぜひお勧めの1冊です。(たしかに、ただのねずみ講で終わってしまう危険性はありますが、、、)
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===== いちばんやさしいブロックチェーンの教本 人気講師が教えるビットコインを支える仕組み 「いちばんやさしい教本」シリーズ(2017/8/25) =====
このシリーズは、Wordpressの教本なども含め、本当に分かりやすいものが多いです。
ビットコインはデジタルデータであり、中央銀行も存在しないことから、簡単に複製されてしまったり、システムとして全く信用できないのではないかといった不安が誰もが感じると思います。なぜビットコインシステムは2009年以来、24時間365日動き続けていることができているのか、また、ごくわずかですが、ビックカメラなど現実の世界でも、「通貨」として物を買えるようになるまでとなったかについての技術的背景としての「ブロックチェーン」というシステムについて、初めての人にも分かりやすく説明されています。
ビットコイン取引をする前に、ぜひ読んでおきたい1冊です。
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ブロックチェーンアプリケーション開発の教科書(2018/2/1)
こちらはイーサリアムという仮想通貨関連のアプリケーション開発のための教科書ですが、全11章のうち、プログラミング関連の話はChapter6~8のみであり、それ以外は、ブロックチェーン技術の特徴や歴史、ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)の誕生理由と説明、ブロックチェーン技術の将来についてのお話であり、この部分が非常によくできていると思われます。
特にアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の取引をしてみたいと思っている方は、この本のChapter6~8以外の部分を一度は読んでみると、面白いと思います。
もちろん、初めてイーサリアム関連アプリ(分散型アプリケーションdApps)をSolidityというプログラミング言語で作成してみたいという方には、必携の1冊と言えると思われます。
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===== 2018年以降 =====
本稿記載の2018年2月時点では、ブロックチェーン技術はまだ発達途上であり、今後も新たな技術の発展、それに伴って新たな本がどんどん出版されると思います。
随時追記していきたいと思います。
===== リンク =====
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