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R Notebookで折れ線グラフと誤差
基本的に、Excelで折れ線グラフと誤差に記載させていただいた方法でExcelを用いて描く法が圧倒的に早いです。しかし、見栄えを細かく設定したい場合は、Rを用いてグラフを描くとよいと思われます。かなり面倒ですが、慣れてくると、おそらく、楽しくなってくると思われます。
1.データの準備
エクセルに書き込んでいくのですが、1行目にIDや年齢、糖尿病DMの有無などの項目を並べていき、2行目からは各症例の生データを打ち込んでいきます。できれば、項目もデータも『半角英数字』が望ましいです。もし欠損データがある場合は、『NA』と入力します。
今回は、以下のようなデータを用意します。糖尿病の7症例の3ヶ月間のHbA1c[%]の推移のデータだとします。
ID | age | sex | DM | HbA1c00M | HbA1c01M | HbA1c02M | HbA1c03M |
---|---|---|---|---|---|---|---|
00001 | 56 | M | 1 | 7.3 | 7.4 | 7.3 | 7.4 |
00002 | 77 | F | 1 | 8.3 | 8.4 | 8.3 | 8.2 |
00003 | 68 | M | 1 | 7.1 | 7.0 | 7.0 | 7.0 |
00004 | 81 | F | 1 | 7.6 | 7.4 | 7.3 | 7.4 |
00005 | 42 | M | 1 | 10.1 | 8.4 | 7.3 | 6.5 |
00006 | 65 | M | 1 | 6.1 | 6.2 | 6.2 | 6.3 |
00007 | 68 | F | 1 | 7.8 | 7.4 | 7.9 | 8.4 |
エクセルの画面では以下のようになります。
上記のエクセルファイルは、以下からダウンロードできます。
このHbA1cの平均の折れ線グラフと、各月における標準偏差をグラフに書き込みをしたいと思います。
ファイル > 名前をつけて保存 > 「CSV(コンマ区切り)(*.csv)」を選択して、「保存」をクリック。
すると、book2.csv というファイルが保存される。
book2.csvは、以下をテキストファイルにコピーしてからbook2.csvという名前で保存していただけますと、利用できます。
ID,age,sex,DM,HbA1c00M,HbA1c01M,HbA1c02M,HbA1c03M 1,56,M,1,7.3,7.4,7.3,7.4 2,77,F,1,8.3,8.4,8.3,8.2 3,68,M,1,7.1,7,7,7 4,81,F,1,7.6,7.4,7.3,7.4 5,42,M,1,10.1,8.4,7.3,6.5 6,65,M,1,6.1,6.2,6.2,6.3 7,68,F,1,7.8,7.4,7.9,8.4
2.折れ線グラフの作成
R Studioで、File > New File > R Notebook をクリック
File > Save As で、今回は、171028_002 と入力して保存。
その後、下図のような位置にある、“Insert”>“R” で、「チャンク」を挿入。
以下のようにグレーの部分が表示されるので、グレーの部分の中身に、Rのコードを記入。
Rのコード
# データの読み込み x <- read.csv("book2.csv") head(x)
次に、そのコードを書いたチャンク(グレーの部分)の右上の、緑色の三角ボタンをクリック
すると、そのチャンク内のコードが実行される。
さらに、次の行に新しいチャンクを作成して、以下のコードを記載。
(作成中)
# x 軸座標を設定 xaxis <- 1:ncol(x[, -1])
参考文献
誤差範囲
折れ線グラフにエラーバーをつける方法
https://stats.biopapyrus.jp/r/graph/errorbar.html
連載
R Markdownで楽々レポートづくり
http://gihyo.jp/admin/serial/01/r-markdown
2017-12-07
Rで横軸が時系列のグラフを書く
http://touch-sp.hatenablog.com/entry/2017/12/07/074914
作成中
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